困っている読み手を忘れて書いていませんか?
2024年、新しいことを始めたいと12回連続でコミュニケーションスキル向上セミナーをスタートしました。
というのは、AIの時代、人間が持つべきはコミュニケーションスキルだ!と考えているからです。コミュニケーションが上手くいかないために、悩んだり、トラブったり。生産性が低いといわれる日本の仕事の現場、コミュニケーションがとられているようで、適切にとれていないのでは?と、かねてから思っていたからです。
で、一口にコミュニケーションスキルと言っても、書く、話す、聴く、伝える、発信する、調整するなどさまざまなスキルを多元的に含みます。
そこで毎回、それぞれの分野のプロフェッショナルに講演していただき、かつミニワーク(演習)をしてアウトプットできるセミナーで、コミュニケーションスキルの肝を探っていこうと、企画しました。
第1回、1月30日に開催した連続セミナーのタイトルは、「読み手視点で、伝わる文章を書こう!UXライティングの基本のき」。顧客体験と言い換えられることもある、UX(User eXperience)を高める伝え方UXライティングのポイントをお話し、実際にユーザーの体験をより良くするために、文章を書き換えてみよう、というワークをしました。
限られた時間の中ですが、参加してくださった方々はそれぞれに工夫があり、かつ、他の人がどう書いたかを共有して学びがありました。
中でも、元の情報があると、ついついそれに引っ張られて、読み手視点、読み手を見失ってこれを書かねばと思いがちなこと。
困って説明や文書を開いている読み手の姿を、見失っていませんか?という問いに気づいたのではないかと思います。
いろいろな情報が盛りだくさんに書かれているけれど、それは読み手が欲しい情報? 今、伝える必要がある情報なのか?と問うことが重要。
そのような気づきを共有できた時間になりました。