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「みんな」を満足させるためには「しないこと」を決める
情報の伝え手として気をつけたいのは、受け手側の嫌悪感。当たり前ですよね、嫌なものを送りつけられていい顔する人はいません。「良薬口に苦し」という表現もありますが、嫌なものは嫌ですよ。
ただ、その嫌にも段階がある。仏の顔も三度までなレベルならば、まあ、眉をしかめるけど・・・というのもあれば。無理無理、生理的に無理すぎってのもあります。しかもそれは千差万別。そんなの気にして伝え手なんか出来ない・・・ということはない、と言いたいですね。
どこを気にかけるかです。自分は「歓喜の向こうに嫌悪がある」ということを心がけてます。なにか嬉しいことがあった、ただその嬉しいことを嫌がる人がどれぐらいいるか。そのどれぐらいが検証もしくは想像できるかどうかがポイントかと。
検証もしくは想像した結果、割合として、そうだなぁ、ざっくり3分の1でも嫌がる人がいればやらない。もちろんその拒否度合ってのはありますけどね。割合も時と場合によりけりですが。もし伝える先が特定のクラスタならばもっと強めに、半分でも嫌ならダメかな。
とにかくですね、これはみんな喜ぶだろう、なんて、作り手はそれでもいいけど、伝え手としては二流。伝える先の顔を思い浮かべて、常にその場その場のミッションにあわせて、伝え手として「しないこと」を決めてます。
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