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シングルマザーの心情を描くコンテンツ制作 - 作り手と受け手のマッチングが重要

40代のおじさんが、20代のシングルマザーの気持ちを理解して、彼女の心情を描き出すコンテンツを作れるだろうか? 作るのはできるけど、伝わるかどうかの可能性でいうとだいぶ低い。これはテクニックよりもセンスの問題だと思っていて、このセンスがないとなかなか「自分と違う世界」の当事者にはなれない。

もちろんこのセンスを持ち合わせる人は存在しますが、とはいっても、ほんの一握り。実際そんなもんです。自分も含めてみんな凡人なんだから、無理しないほうがいい。最悪炎上しちゃうし。

結局のところ「餅は餅屋」で、当事者が当事者の立場から発信するのが最強。そうでなければ、全部自分の土俵に持ってくるしかない。

「これ、どう思いますか?」「えー、わかんないんだけどー、えーと、自分の周りではこんな感じですね。」

ただ、上記は自分の土俵がよっぽど狭くて、かつその土俵では無敵の強さを発揮しないと難しい。そして土俵外のことを気にかけないというか否定しまくるか、もしくは理解しないか。理解しないフリをしている可能性もありますが。

伝え手としては、作り手の当事者意識と、受け手の課題意識がマッチしているかどうかを常に鑑みないといけません。ずれた当事者意識は、受け手のこれじゃない感を引き起こすので、そこを注意しないといけません。

例えば、シングルマザーの心情を描くコンテンツを制作する際、作り手である40代のおじさんが自分の価値観や経験だけに基づいて描いてしまうと、受け手であるシングルマザーの実際の課題意識とずれが生じ、共感を得られない可能性が高くなります。

伝え手の役目は、作り手の当事者意識と受け手の課題意識のマッチングを図ることです。そのために、作り手には自分の立場や価値観を押し付けるのではなく、受け手の立場に立って、その課題意識を深く理解しようとする姿勢が求められます。

まあ、そのずれで常に話題を提供するって手段もありますけどねえ。

(2024/5/5 - Update)

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松浦シゲキ
クリエイターというわけではないですが、受けた支援は自分のモットー「みんなでしあわせになろうよ」のために使います!