東京大学とか、偏差値というのは、日本の歴史があれほど嫌った科挙試験であると思った
ちなみにかつて中国の皇帝は、科挙試験に受かれば富みも名声も得られ、美人と結婚できると言ったという
なかなか示唆に富む内容だった。
私のように、高校は私立大学付属でもないのに多彩な私立大学に進学した学校である。
実際は国立大学への進学者が多いけれども、「長岡高校は私学志向が強い」と言われていたのだ。
地方の高校は地元国立大学志向強い。新潟県には3校、高専を含めると4校国立大学がある(高専は高大一貫教育、エスカレータだから大学年次編入は数人しかいないが)
現在では、わが母校の進学者は、東洋大学が新潟大学に進学者が迫る勢いである。なぜ東洋大学か?と思うが東洋大学創立者の井上円了先生が、長岡高校の前身の長岡洋学校の出身であるから。
なんでこんなに私学進学が多いかというと、富裕層やアッパーミドルの家庭が多かったように思う。
現在の同級生をみると「親の後をついで社長におさまっている」というものが結構多いのだ。社長でなくても神社仏閣教会の宗教法人代表者。
私の部活仲間で静岡県の社会福祉法人代表者になり、いくつかの施設管理者になっている者がいるが、彼は裸一貫、起業してそうなった。
高校時代はよくバカをやって(トランプで学校の前にあるパン屋のパンやドリンクを掛けて遊んだものだ。音楽家の彼も仲間である)そんな経営の才能があったとは驚きだった。
要は、ブルジョアな高校だったのだ。
東大を受けるモノは研究者になりたい者が受けた。
父親の会社を継ぐには、ぶっちゃけ、ある程度名前が通った東京六大学の私立大学でよいのだ。
大学を卒業してUターンすれば、社長の座が待っている。
しかし家が開業医の場合は医学部に進学して医師免許をとらなければならない。
私立大学医学部には激しい受験競争があるとは思えない。
国立大学医学部はプロレタリアート階級(中流、アッパーミドル階級も中にはいますが)が医師になるための登竜門。あとは医学研究者になりたい優秀なモノだ。
富裕層は医学部はドコでもよいのだ
(かつて若い開業医の女性医師と会合で飲んだことがありますが、女子高出身で、親の跡継で私立大学医学部出身でした)