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尻尾を踏まれたら。
あなたが、猫だったら、尻尾を踏まれたとき、どうしますか?
尻尾を踏まれたら、怒りますか?
尻尾を踏まれたら、我慢しますか?
尻尾を踏まれたら、離れますか?
尻尾を踏まれたら、笑いますか?
私が、今指導を受けている裁判官に勧めてもらった本には、このように書いています。
「踏まれたら、怒れ」
「踏まれたことを、忘れよ」
出典:『大事なことはみーんな猫に教わった(そしてもっと)』(2008)
著者:スージー・ベッカー
訳者:谷川俊太郎
かわいいイラストと共に書かれています。
自分の気持ちを押し殺すことで、どんどん自分の心の声が小さくなって、聞こえなくなってくるようになります。段々と本音が分からなくなります。
自分の身は自分で守らないといけない。
この本を読んで、こう感じました。
自分の心の声に素直に、自分の考えは人に伝えることにしようと自分と約束しました。
どうしても周りに言えない、腹が立っても自分を責めてしまう、このままでは心が死んでしまうと感じるような時は、その場から逃げましょう。
遅刻する、有給を取る、些細な抵抗でもいいんです。仕事や学校を辞めるなんて、とってもしんどいと思うので。
ほんの少しだけ抗ってみましょう。
抗う感覚を忘れないでください。
にこにこしてる人も、きっと我慢したり頑張ってると思います。クールな人も、きっと無言の中に彼らの言葉や想いがあると思います。
我慢しすぎないでください。
頑張りすぎないでください。
けど、自分の想いや他人の言葉の意味が掴み取れないで、しんどい人もいるかなと思います。
私の大好きな絵本の一つに、おーなり由子さんの『ことばのかたち』という絵本があります。
ことばにかたちがあったら、どんなんだろうという絵本です。
あなたへの「ありがとう」という言葉は、どんな色をしていますか?どんな形をしていますか?
ピンク色の花束ですか?いちごたっぷりのケーキですか?
あなたにへの否定的な言葉は、どんな色や形をしていますか?
銀色のたくさんの釘や戦車でしょうか?
あなたへの「お疲れ様。すごく成長したね。」という言葉は、どんな色や形をしていますか?
金ピカのメダルですか?金ピカのトロフィーですか?
あなたの前でクールにされている無口な人の空気感は、どんな色や形をしていますか?
土砂降りの雨ですか?爽やかな草原ですか?
かたちにすると自分や相手の言葉の意味や想いが分かりやすくなると思います。
ことばには、相手の想いがのっかって、届いてきます。否定的な言葉が、もしあなたに攻撃してくるのであれば、全力で防御してください。
そんな人たちは、
君のためにあえて言ってあげてるんだ。
じゃ、やりたければ、自分の好きにやればいいじゃん?(俺は手伝わないけど)
とか言ってきます。
そんな言葉、間に受けなくて大丈夫です。
攻撃されてるんだ、正面で向き合ってるんだと実感したら、あとはドラクエやポケモンと同じ要領です。
①先制して攻撃する・反撃する(事前に反撃の材料を用意しておく。)
②防御(ひたすら聞く。穴を探す。)
③道具を使う(上司や仲間を投入。)
④仲間にする(相手のメリットを伝える。)
⑤逃げる(一旦トイレ。その場で判断しない。)
その場で、なかなか考えるのも難しいと思いますが、本当にその人が自分にとって、必要なら仲間にすることを一瞬考えましょう。
そうすると少し冷静になれると思います。
※そもそも仲間になるつもりのない人、仲間にしたくないなら、関わらんくていいし、論理で説得すればいい。
あなたには、選択肢がある。
たった一つの道しかないと思わないで。
話があっち、こっちに、行ったような気がしますが、今回はこれで。