七草粥にまつわる因縁

 日々のルーティンとして記事を毎日アップしています。


 ついに4日目に突入しました。
 これで晴れて三日坊主から脱却しました!

 この調子で継続していけるといいのですが。


 本日はお昼に七草粥を食べました。
 本当は明日1月7日に食べるのですが、明日家族が出かけるようなので、今日食べたわけです。

 我が家の七草粥は、レトルトのやつにレンジでチンしたお餅を入れています。
 いわゆる簡単レシピですが、七草らしきものも入っていて、それなりに美味しかったです。


 そう言えば「春の七草」について、小学生の頃に少々シュール(?)な状況を目撃したことがあります。

 多分、授業と授業の合間で、教室を移動している時だったでしょうか。
 なにかの理由で、1年生の教室の前を通りかかることがありました。

 ある組の教室の前で、年配の女性の先生が、男子児童に語りかけていました。
 先生の語り口からして、どうやらその子がイタズラか何かをして説教されているようでした。
 その子はベソをかいているようです。

 そこまでなら、何か悪さをして外に立たされていたのかな、と思うかもしれません。
 実際、そう思いました。

 問題はそこから先で、私がそう思った矢先、どういうわけか先生は彼に、教室の前に張り出してあった「春の七草」のポスターの内容を読ませて、それから七草の品目を暗誦させていたのです。
 それから、七草の凄さみたいなことを、厳しい口調で、彼に語りかけていたのを覚えています。

 私はあくまで教室移動していただけなので、そこで通り過ぎてしまい、そのあと一連のやりとりがどのように落ち着いたのかは結局わかりません。


 なぜ先生があの場で彼にそんなことをさせていたのか、なぜ彼はベソをかいていたのか。
 ミステリーはたくさんあります。

 先生の方で、何か七草に対して特段の思い入れがあったのでしょうか。

 いずれにしても悪さをしたことに対する説教ならば、それだけで風流な「春の七草」を暗誦させることはないのになぁ、と思ったのですが…。
 だいいちそんな風な覚え方したら、イヤな記憶もセットになってしまうではないですか。

 私は彼が泣いてるように見えたのですが、もしかすると泣いてなくて憮然とした顔をしていただけなのかもしれません。
 そうするとまたニュアンスが変わってきそうです。


 いずれにせよ、説教の代わりに、七草を暗誦させる先生はとてもユニークなのか、ちょっと変わっているのか私にはよくわかりません。
 もし、「春の七草」の凄さを伝えたいのなら、こんな説教ではなく、もっと穏やかな口調で伝えればいいのに、と思ってしまいます。

 または、七草の生命力の強さに負けないくらい、もっと強い人間になりなさいと、彼に諭していたのかもしれません。

 それにしても、一体彼はどんなことをしたのでしょう。


 なんて考えているうちに、今日も夜が訪れるのでした。

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