テキーラの原料とは?蒸留酒の違いを分かりやすく簡単に説明!
こんにちは、
理系ソムリエのシゲです(^_^)
皆さんはテキーラに、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
仲間とパーティーで一気飲みするお酒ですか?
それとも酔いたい時に、酔う為の酒でしょうか?
もちろんそれも楽しくて美味しい飲み方なのですが、さらにテキーラを楽しめる飲み方があるのはご存知ですか?
これを聞いたら皆さんのテキーライメージが変わります!
1、原料・製法
アガベ(竜舌蘭の一種)という大きなアロエのような植物の汁を発酵、蒸留して作られます。
植えてから最低7年以上育成したアガベを絞り、その甘いジュースでテキーラが作られるのです。
7年以上は尊いですね!
2、歴史
その昔メキシコで大規模な山火事が発生した際に、自生していたアガベが焼け焦げてしまいます。
そのアガベから出た茶色い液体はとても甘い香りでした。
この液体をスペイン人が蒸留したのがテキーラの起源と言われています。
その後、多種あるアガベの中でも現在のメキシコ・ハリスコ州テキーラ村で取れるものが特に香りがいいことが評判になり、テキーラと呼ばれるようになりました。
つまり、決められた地域で決められた原料・製法で出来たものだけが『テキーラ』と名乗れるのです。
こういったお酒は他にもありますね。『シャンパン』や『泡盛』もそうです。
3、分類
テキーラは熟成期間によって大きく分けて3つに分類されます。
①ブランコ(Blanco)
蒸留後すぐに瓶詰めしたもので、カクテルによく使われる。
②レポサド(Reposado)
2ヶ月以上樽熟成させたもので、まろやかで奥深い味わい。
③アネホ(Añejo)
1年以上樽熟成させたもので、重厚で樽の香りがきいている。
現地ではより茶色で、粘度が高い方がありがたいとされ、価格も上がって行きす!
4、オススメの飲み方
①テキーラサンライズ
氷の入ったグラスにテキーラ30mlを入れ、オレンジジュースでグラスを満たした後、グレナデンシロップを10ml入れれば完成。
飲みやすいテキーラカクテルの代表です。
色は朝焼けをイメージしています。
②マルガリータ
シェーカーにテキーラ30ml、コアントロー15ml、ライムジュース15ml を入れシェークし、ふちに塩を付けたカクテルグラスに注いだら完成。
マルガリータは考案者の恋人の名前。
彼女はお酒を飲む時に、いつも塩をなめていたそうです。
③ストレート
私がオススメするテキーラを最も美味しく楽しめる飲み方は、ストレートです。
ただし上の写真の様なグラスに注いで、ゆっくりと一口づつ飲むのです。
テキーラは味と同じぐらい香りを楽しむお酒です。
特に茶色いテキーラは豊かな香りと濃縮感のある味が特徴です。
是非一度、自分のペースでテキーラを楽しんでみて下さい。
きっと今までのイメージが変わるはずです!
4、まとめ
いかがでしたでしょうか?
私は好きなお酒を一つ選べと言われたらテキーラと答えています。(究極の選択ですが…)
まだまだテキーラの話をしたいのですが、続きはまた別の機会に!
今宵もあなたに最高の一杯を!