はじめに。私にとっての良い映画
今の世の中は、公開された映画の多くがデジタルアーカイブされている上に、人気タイトルともなれば1,000以上にも及ぶ大量のレビューを読むこともできる。そのレビューはもちろん玉石混交で、参考になるもの参考にならないものの判断もまたその「参考になる」の数で可能となる。映画に限らず、すべてのデジタルコンテンツはこの評価システムで評価されてしまう。つまり「多数決」で良し悪しが決まってしまう、かのように思えてしまうのだ。
この多数決評価方式では、日本人がバカであったと仮定すれば、当然、