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アフロ田中に出てくる宿

仕事を辞めて7キロ太った重村です。
#まじで痩せます

今日はアフロ田中という漫画の「さすらい編」に出てくる沖縄の宿屋さんが素敵ということを語りたいなと思っています。

僕は夢がありまして、しんどくなった人が逃げれる場所、いわゆる避難場所みたいな場所を作ろうとしています。
↓詳しくはこちら↓
https://note.com/shigecamp/n/n11bcb155ff39

この夢を考えたひとつのきっかけに、冒頭にでたアフロ田中に出てくる宿屋さんが関係していまして、そこを詳しく話します。

アフロ田中とは

アフロ田中という漫画を読んだことがない人のために説明すると、主人公の名前は田中広(たなかひろし)。
彼は17歳のときに自由に生きようと試み高校を中退しますが、世の中そう甘くなく、仕事をしてお金(家賃等)が必要だったり、とことんモテなかったり、波乱万丈とは程遠い、何気ない身近な日常を過ごします。
そこから「わかるなぁ」「田中それはだめだ」「お、成長したな」など妙な親近感が沸いてしまう田中の人生をのんびり第三者目線で見守るとてもおもしろい漫画です。

そんな田中はいろいろあり友達の村田と日本一周の旅に出るのですが、沖縄に着いたときにあるゲストハウスに出会います。
その宿は「月見荘」という、少し年季の入った古びた一戸建てですが、中を見るとマンガもあるし、洗濯機もあるし、シャワーもきれい。料金も一泊1500円、食費600円。沖縄に宿泊と考えるとかなり安い料金設定です。
しかも、宿の手伝い(木材で修繕作業など)をすると、その日の宿泊費、食費は無料。(なので宿内が綺麗)つまり、毎日そこで働けば月見荘がつぶれない限り一生暮らしていけるという。
同行者の村田は「週に一度近くのパチンコ屋で働いて、あとはここでお手伝いしていけば飢え死にはしない」と言いそこで働くようになりました。

これは村田が旅中に見つけた「最悪ここにいれば死ぬことはない」という安心できる場所です。

都会で人ごみに飲まれながら、ストレスを抱えて生活していて、もはやお金より自由のほうが重要視されつつある時代に「最悪ここに逃げれば大丈夫」という場所があるのとないのでは、生活の追い込まれ方が変わるのではと思っています。

「会社にいると、一定の労働で生活できるお金をもらえる」➝「引き換えにストレスや自由な時間を捧ぐ」➝「自由な時間を作りたい」➝「会社を辞めてチャレンジ!」➝「でも、なにからしたらいいかわからない」➝「失敗怖いから抜け出せない。」➝「ストレスや自由を捧ぎ続ける」

このルーティーンの中に「失敗しても最悪あそこで生きていけるし」があれば、みんな一歩を踏み出せるんじゃないのかなと僕は思っています。

CAMPFIREの家入さんの本「なめらかなお金がめぐる社会」で、こんな言葉があります。

幸せとは何かと考えたら「自分のやりたいことができる」ということなんじゃないか、と思う。だとすれば「いい社会」とは「各自が自由に、自分の幸せを追求できる社会」ということになる。
 つまり、経済的というよりも、精神的に持続可能な社会だ。

この言葉がとても衝撃的で優しくて印象に残っております。
こんな世界になってほしいし、僕や僕の周りの人がこんな風に生きたいし、生きてほしいなと思っています。
だからこそ「月見荘」のような場所は必ず必要だと思うし、いつになるかわかりませんが、作ります!なので、今行っているRe:trashがそうなるとうれしい。
#みんな待ってて!

長くなりましたが、アフロ田中はめちゃくちゃおもしろいですし、月見荘は漫画の話だけどかなりいい場所だと思っているので暇な方は読んでみてください。(調べた感じ実際にあるっぽい?)

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