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美瑛の風景 〜パノラマロードから青い池〜

松浦商店にて自転車を借りスタートする。パノラマロードへ行く場合、最初に行き当たるスポットが新栄の丘である。午前の澄んだ空気をたっぷり吸い彼方に連峰を見ながら緑一色の風景を楽しむ。

新栄の丘

花が咲く季節は一面が白くなったり、黄色くなったり。のどかな風景になんとも心癒される。

前回紹介した美馬牛小学校へ行く途中で富良野線のどこまでも長く続く線路を見ることができる。せいぜい1時間に1本程度しか通らない単線路である。

かんのファーム

この線路を越えて国道237号線へ向かうとかんのファームにたどり着く。小高い丘の一面にラベンダーが咲く小ぢんまりとした丘陵。

小高い丘になっておりトボトボと天辺の小屋を目指しで歩く人もいる。下から上を見て撮ると青空のブルーと花畑の様々な色がきれいに映える。

かんのファーム近くにあるレストラン併設の土産物店。昨年までは大型バスで押し寄せる中国人観光客で一杯だった。インバウンドが消えた今年はどんな状況なのか?


色彩の丘

かんのファームから20分くらい行ったところにある色彩の丘。広さはかんのの10倍はあろうか。色鮮やかな花々が咲き乱れ、その名の通り色彩が豊かだ。


美瑛駅前へ戻りお昼にしようと思ったが、駅前に数軒しかない食堂はどこもいっぱいで並んでいた。仕方なく駅から少し離れた場所を探す。

ポトフの美味しい「おきらく亭」

クリーム色の可愛らしい小さな建物。おじさんが1人で入るには少し敷居高いが、他がいっぱいなので仕方ない。しかし入って正解!

フレッシュなサラダを前菜に、この店のおすすめはボリュームたっぷりのポトフ。特に美瑛名物とか地物ではないが美味しかった。自転車でけっこう運動した身体にしっかりと栄養補給してくれた。
〆は風味豊かなコーヒー! 満足満足!

エネルギー補給したとはいえ、午後から白金方面に向かうのはけっこう力がいる。 
しかし、周りの景色がそれを癒してくれる。
途中、普通のチャリで走っている女性いたが(私は当然電動チャリ)このアップダウンの多い地形では無理があるなあ。頑張って!

青い池

幻想的な風景を楽しみにしていた青い池は、予想通り素晴らしかった! 池に生える枯れ木と水面に写る青空と池の青い水が同化したが如く、吸い込まれるような青さだ。美しい!

しかし、景色とは裏腹に周りは大勢の中国語を話す人たちでざわめきもひときわ!その人たちを避けて写真を撮るのも一苦労😂

今年はきっと静かな青い池だろう。

青い、とにかく青い! この青さと水面に写る雲、枯れ木のコントラストが青い池の魅力だ。

宿で見た冬の景色が何とも静寂で滲み入るような美しさであった。ぜひ冬に来たいものだ(寒ーい>_<)


コスモスファーム

私が滞在した上富良野にある「コスモスファーム」は、5〜6組が泊まれば満室の小さなペンション。学生時代に美瑛、富良野を訪れその魅力に取り憑かれて滋賀からこの地に移り住んだというマスター。もちろん関西弁のまま。移ってからまもなく生まれた息子さんはもう26歳。上富良野生まれなので関西弁は話さない(笑)。

マスターが撮った素晴らしい美瑛の写真が壁のあちこちに貼ってある。撮影のおすすめ場所、時間、季節などアドバイスしてくれる。素晴らしい人柄のマスターと奥様。ぜひまたうかがいたい。

天気の良い日はテラスで朝食。マスターご夫婦による手作りのフレッシュな朝食!

コスモスファームはちょっと分かりにくい場所にあるが周辺はとても眺めが良い。朝早くに見た十勝岳連峰の風景。空気が冷たく澄んでいて気持ちがいい。


上富良野のラベンダー

コスモスファームのマスターに上富良野駅近くにある日の出ラベンダー園まで乗せてもらい、そこでお別れ。ありがとうございます!

午前中は人がほとんどいない静かな日の出ラベンダー園。鮮やかな紫のラベンダーがきれいに咲いていた。


まだインバウンドであふれていた2016年と2018年に訪れた際の美瑛を紹介してきた。
高橋真澄の写真集に出会って、その中にあるほんの一部しか私はまだ見ていない。まだまだ人の心を打つたくさんの風景がこの地にはある。

春夏秋冬、様々な顔を見せる美瑛に皆さんも一度訪れてみてください。有名なスポット以外に貴方なりの美瑛を心に刻んでみてはいかがでしょうか?

#美瑛 #北海道 #青い池 #かんのファーム #ラベンダー #コスモスファーム



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