【五行詩】恋人たちは夜に
恋人たちは夜に
そっとガラスの欠片を避けて
あなたの腕の中に飛び込んでしまおう
昨日までは他人でも今日は熱いふたり
恋人たちは夜に
二人の関係を決めつけないで
ゆっくりと深めた関係に
あなたの足音は早くなる
私の心は無垢だから
誰が引き留めても私を攫って
割れたガラスの上を歩くように
ふわりとまとう赤いドレスが揺らぐ
涙がこぼれ落ちたなら
あなたの腕に抱きしめて欲しい
恋人たちは夜に
誰にも言えないキスを交わすの
詩や短歌を書くとき、現実から言葉を探し出してあてていくやり方と
既存の曲からインスパイアされる事があります。
今回の五行詩は既存の曲のイメージで書きました。
文学フリマ大阪(9月10日)での新刊本に収録しますのでよろしければチェックしてくださいませ。
今は絶賛編集中です。
今回の本はプリントオンさんに夢の「わくわくドキドキデザインセット」でオーダーする予定。イラストもお友達のキュンさんにお願いして提供していただいたので、素敵な本になるはず!
何人かnoteでも「楽しみにしてます」というお声をいただいてますので、渾身の作となるよう頑張りますね。
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