SmartHRの次の柱を担うプロダクトマーケティングマネージャー(PMM)の役割
こんにちは。SmartHRでプロダクトマーケティングマネージャー(PMM)をやっている@shigeです。
SmartHRは、2021年6月8日に156億円の資金調達を発表しました。
調達した資金の用途として、プレスリリース等には
人事・労務分野の業務効率化に加え、企業による「働きたいと思う環境の整備」のための人事・労務情報のデータ活用を強く推進します。既存機能である従業員サーベイや分析レポート機能を使用した企業状態の可視化と改善について、広い業種での活用事例を創出し、これからの日本の労働市場に適した人材マネジメントモデルを社会に提案。さらに、企業の生産性向上を後押しする人材マネジメントのための機能開発にも注力します。人事労務領域を超えて企業におけるデータ活用の価値を高め、経営戦略における意思決定を後押しします。
といったように「人材マネジメント」のための機能開発に注力するとあります。
この記事では、人材マネジメントとはなにか、そして人材マネジメントに関わるプロダクト開発におけるPMMの役割についてご紹介したいと思います。
人材マネジメントとは
人材マネジメントは、企業の理念・経営目標を達成するために、人材を活用する人事戦略です。
人材マネジメントにはさまざまな要素がありますが、人材が入社してから退職するまでの一連のプロセスにおける、採用、育成(人材開発)、人事評価、配置・異動、退職などが該当します。
似たような言葉として「タレントマネジメント」などの言葉があります。細かな定義やニュアンスの違いはありますが、人材を活かす人事戦略という点は一緒と考えています。
SmartHRは、今まで労務領域でプロダクト開発を行ってきましたが、労務の業務効率化を進める中で蓄積される人事データを活用できるようなプロダクトの開発に着手し始めています。
プレスリリースから引用したように、私たちは、企業による「働きたいと思う環境の整備」を推進していきたいと考えていますが、そのためには人事・労務情報のデータ活用は必須です。
労務管理という、どの企業でも行わなければならない業務を効率化してきたSmartHRだからこそ、次の一手として人材マネジメント領域へ進出するのは必然だったのかもしれません。
PMMの役割とは
必然とは言ったものの、自然発生的に人材マネジメントに関するプロダクトが生まれていったわけではありません。
人材マネジメント領域への進出という戦略には、少なからずPMMの関与がありました。
SmartHRでのPMMは、
・どのようなプロダクトが売れるかを考え、そのプロダクトを売る方法を決める
・ユーザーの潜在ニーズを見つけ出し、そのニーズを満たすようなプロダクトの概念や売る方法を考え、その売り上げに対して責任を持つ
といった役割を担っています。
今では人材マネジメントプロダクトとして括られる分析レポートや従業員サーベイは、「人材マネジメント」という概念を取り入れる前にリリースされた機能ですが、これらの企画・開発はPMMが起点となり始まったものです。
SmartHRをご利用いただいているお客さまとの会話を重ね、解くべき課題を発見し、企画されたのがこれらのプロダクトです。
プロダクトの今後の開発方針や販売方法を考えるにあたり、全体的な戦略と包括的な概念が必要となっていきました。
そのような中で、PMMは「人材マネジメント」という言葉を使用することを決め、全社的な認識を揃えるためにSmartHRでの人材マネジメントの考え方を整理しました。
こういった整理をもとに、人材マネジメントの戦略を策定していくのもPMMが主導で進めていきました。
そして、これからリリースしていく人材マネジメントプロダクトの企画もPMMが中心となり企画を進めていくことになります。
このようにPMMは、ひとつの機能やプロダクトに携わるだけでなく、事業の戦略など会社の大きな意思決定に関与するポジションでもあります。
私以外のPMMの活動についてはこちらの記事もあわせてご覧ください。
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