布勢スプリント2022振り返り・2日目
布勢スプリント2022(6/25~26、ヤマタスポーツパーク陸上競技場)の結果を振り返ります。
布勢スプリントは日本グランプリシリーズ、ワールドアスレチックカテゴリーEの大会。
今年は6/25と6/26の2日間に分けて実施されました。
日本選手権では世界選手権代表の3枠は確定しませんでしたので、日本選手権3位以内の選手は参加標準記録を突破すれば内定という、追試の意味合いもある大会だったと思います。
※順位の選手氏名は敬称略
女子100mH予選
3組1着 福部真子 12.93(+1.7)
5組1着 青木益未 12.97(+0.7)
5組2着 中島ひとみ 13.13(+0.7)
福部選手が初の12秒台。
織田記念の前に地元の中国新聞のインタビューで12秒台を目標に挙げていた時は、昨年の成績を考慮すると非常に高い目標という感想を抱きましたが、織田記念の悪条件での走りを見て大げさではないかもしれないと考えを改め、この大会で達成となりました。
12秒台がこの1回限りで終わらなかったのはご存じの通りです(他の記事で触れます)。
女子100mHA決勝
優勝 青木益未 12.97(-1.0)
2位 福部真子 13.04
3位 中島ひとみ 13.23
青木選手が日本選手権のリベンジを果たした形となりました。
向かい風が惜しまれるところではあります。
男子110mH予選
3組1着 高山峻野 13.31(+0.5) 世界選手権参加標準記録突破
4組1着 石川周平 13.39(+2.0)
5組1着 村竹ラシッド 13.39(+1.6)
日本選手権の結果により泉谷駿介選手と村竹ラシッド選手が世界選手権代表内定、残る代表枠は1つの男子110mH。
高山選手が世界選手権参加標準記録を突破!これには驚かされました。
なお、日本選手権は5位のため、坂井選手とは異なり内定とはなりませんでした。
男子110mHA決勝
優勝 高山峻野 13.32(+0.5)
2位 村竹ラシッド 13.47
3位 豊田兼 13.73
高山選手が予選の勢いそのままに優勝。村竹選手の2位は驚きませんが、豊田選手の3位は意外でした。日本選手権では準決勝敗退、予選で13.66(+0.5)の自己ベストを出したわけですが、それでもノーマークというのが率直な感想。8月の大会で13.44をマークし、まぐれでなかったことを証明したのでした。
こちらも後の話になりますが、世界選手権代表の3枠目を獲得したのは今大会4位・日本選手権3位の石川選手。参加標準記録には届きませんでしたが、日本選手権後も海外を含めて大会に出場したことが実る結果となりました。
女子100m予選
6組1着 兒玉芽生 11.26(+3.1)
6組2着 青山華依 11.43(+3.1)
4組1着 君嶋愛梨沙 11.48(+1.1)
兒玉選手が追い風参考ながら11秒2台。
公認で出すことへの期待も高まる結果となりました。
女子100mA決勝
優勝 君嶋愛梨沙 11.36(+0.3)
2位 兒玉芽生 11.38
3位 御家瀬緑 11.55
風向きの関係で、バックストレートからホームストレートに変更して行われた男女100m決勝。
女子は君嶋選手が日本選手権決勝に続き11.36をマークして優勝。
2位の兒玉選手、3位の御家瀬選手と3位まで日本選手権決勝と同じ着順でした。
男子100m予選
5組1着 坂井隆一郎 10.02(+1.1) 世界選手権参加標準記録突破
4組1着 Kim Kukyoung 10.09(+1.2)
6組1着 小池祐貴 10.19(+1.4)
昨年は山縣亮太選手が日本新記録を樹立した男子100m。
バックストレートでの実施、追い風1.1mという絶好のコンディションの中、坂井選手が世界選手権参加標準記録(10.05)を突破。
日本選手権2位のため、参加標準記録突破かつ3位以内を満たし代表内定となりました。
男子100mA決勝
優勝 デーデーブルーノ 10.20(+0.1)
2位 Kim Kukyoung 10.21
3位 小池祐貴 10.23
男子はデーデー選手が優勝。日本選手権はつらい大会だったと思いますが、復調の気配を見せました。
坂井選手はDNSでした。
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