見出し画像

『漢文の学び方』、3刷のお知らせ

 重版情報です。
 魚返善雄『漢文の学び方』(志学社選書)の3刷が出来しました。3刷より帯が変わっています。
 本書はいわゆる漢文参考書ではなく、語学の達人であり、東亜同文書院に学び、東京大学で長く講義を持った魚返先生流の「漢文との付き合い方」のような内容です。
 初刊は70年前ですが、実に読みやすく、すらすらと最後まで楽しめる一冊です。

 弊社は八木書店さま経由で出荷致しております。ご注文はお近くの書店さま、あるいはネット書店をご利用くださいませ。

気取らず、ユニークで、役に立つ。これぞ魚返流漢文学習法!

 魚返先生は、学習者として、そして教師として長年深く漢文に関わり、「漢文とは一体なんだろう?」と長年頭をひねってきた人です。
 その先生が導き出した答えは、「漢文は符号語であり、一種の暗号言語である」というものであります。
 では、この──現代中国人にすら読解が極めて難しい──暗号言語を、われわれ日本人はどのように学習していくべきでありましょうか。それにはまず、漢文に対する誤解を取っ払い、暗号の法則(文法)をつかみ、そして幅をもたせて訓読していくことである、と魚返先生は語ります。
 本書は気取らない文体で書かれた「学び方」の参考書でありますが、現代、そして未来の読者が漢文の本質に近づくとともに、あわせて日本語の姿をかえりみるよすがにもなると信じ、七〇年ぶりにこの名著を復刊するものであります。

※本書は1953年至文堂刊行の原著に、例文の詳細な出典を追加するなどし、
より読みやすく、より学びやすくした復刊書籍です。

カバー袖より

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?