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boys in blue/オベリスク

 先日先輩とEBeanSのホビーステーションでヴァンガードをした。ヴァンガードを人とするのは数年振りで、互いにダイナミックにデッキを回すことができたので白熱して楽しかった。ショップには昔欲しかったけど高価で買えなかったカードが1枚50~200円ぐらいでストレージ売りされていたので、節制に気をつけながら帰り際に数枚見繕って購入した。

イラストが格好良くて大好きだったブラスタージョーカーとルキエリバース、そして小学生の頃羞恥心で購入を断念したオペレーターガール・ミカ

 米津玄師の新譜を聴いた。事前にセットリストを見てアルバムとして整合性が取れているのか正直不安を感じていたが、聴いてみればそんな不安は一掃された。日常への埋没に対する、色鮮やかな逃避行と優しさに溢れた諦観。今まで沢山の空想を描いてきた彼だからこそ滲み出す事が出来るニュアンスで溢れていた。自分はまだdiorama~bootlegに囚われているが、今後も米津玄師の音楽を追い続けたいと思えるアルバムだった。特典のライブ映像は情けなくYouTubeの無断転載のものを視聴した。巨大スクリーンに映し出されるお馴染みの映像演出と新鮮なハンドマイクでのパフォーマンスが印象的だった「春雷」、紅白の時とは違う振り付けで披露された菅原小春のダンスに圧倒された「Lemon」、そして極めてミニマムな彩色とバンドサウンドで高らかに演奏された「街」が個人的なハイライトだった。
 
ヴァンガードと言い米津玄師と言い、中学生の頃の感覚が蘇る数日間だった。この2つが15歳の自分にとって世界の全てだったことを思い出した。

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 昨日は何も予定の無い1日だったので夏Eの企画のコピーを一通りした。マスドレは弾くのは簡単だが音作りに苦戦しそうだ。Nemo&Marlinはこのギターに歌も加わるのかと思うと果てしない気分になる。 
何も無い日だとしても一度も外の空気を吸わないと心が病んだり脳が止まったりするということを何度も思い知っているので、夕方頃近所の万代書店に駆け込む。目当ては欲しい小説の購入と、今後集めたいと思える漫画の調査、それから3つ上の先輩に倣って(という建前でちびっ子から元気を貰うために)よつばとがあれば買おうという魂胆だった。結果、目当ての小説は不在。興味の湧く漫画も無し。よつばとは1巻だけ売り切れ。気付いたら日常の11巻と、綾波レイを題材にした林原めぐみの詩集&アニメイラスト集を購入していた。いずれも購入不可避なので仕方が無い。
日常11巻は10間で1度完結してから長い年月を空けて2022年に発売されたものであったが、絵柄がほんの僅かに今っぽくなったぐらいで、それ以前と何ら変わりない作風だった。またあのキャラクター達の平和で刺激に富んだ生活を見ることができてとても嬉しい。今後も続いて欲しい。
綾波の詩集は、どのような経緯で書かれたものなのかは分からないが、言葉の節々に綾波レイというキャラクターの命が吹き込まれているような瑞々しさがあった。自分はまだ彼女のことを何も知らないが…。今後視聴する本編の彩度が少し上がれば良いなと思う。イラスト集はアニメ本編?の綾波の姿がそのまま切り抜かれていたが、同じ姿をした5人の綾波が並んでいる意味不明なものがあった。見てはいけないものを見てしまった気がする。綾波の正体はメタルクウラかもしれない。

その次の日(このnoteを書いている今日)も予定が無かったので、前々から考えていた海かイオンのどちらかに行こうと思い、台風があるので選択肢は自動的にイオン1択になった。まだ行ったことがない利府イオンに行きたかった。自分は幼い頃から大きなイオンが好きで(具体的に言えば馴染みの無い店で何かよく分からないがオシャレなものを見ることや、イオンの通路の良い匂いが好きで)、昔はイオンに入っただけで興奮して微熱を出したり鼻血を出したりしていた。通う頻度は明らかに減っているが、今も変わらず好きだ。

大学に入ってから、急激に1人遊びができなくなった。大学以前は1人でいることが当たり前だったのだが、大学で友達に出会って他の人と遊ぶ楽しさを知ってしまい、同時に寂しいという感情を知った。しかし、コミュニケーションが得意ではない自分は誰かに誘われて遊んでばかりで、自分から遊びを提案するような事をした経験がなかったので、友達を誘おうとしたが誰をどのように誘ったり頼ったりすればいいか全く分からず、おっかなびっくりになってかなり精神的に苦戦してしまった。そのまま人が十分に集まらず利府イオンは延期になった。段取りが悪く、一緒に行くことを承諾してくれた人には本当に申し訳ない。声を発することは辛うじてできたので、今度はもう少し上手くやりたい。このぐらいやれるようにならなくてはならないと思う。

延期が決まった時には既に自宅の最寄り駅のホームにいたので、予定と欲求を埋めるために仙台行きとは反対側のホームに移って名取のイオンモールに行った。名取のイオンは幼い頃から行っているので1人でも上手く楽しめると思った。物欲を最大まで高め、未来屋書店で前々から欲しかった「草の花」を購入。私欲のために本を新品で買ったのは何年振りか分からない。そして島村楽器で半分義務的にエフェクターを眺めた後、イオンの隣にあるハードオフでラブサイケデリコのベスト盤(100円)とシガーロスのアルバム(300円)を購入。シガーロスは聴いたことがないのでどんなバンドなのか分からないが、ジャケットが良かったしバンド名にかなり聞き覚えがあった(確か先輩が好きだった気がする)ので買った。沢山お金を使って物欲が満たされ、気が落ち着いたので帰りはお金をケチって歩いた。何とか良い1日にできた。しかし、物欲を高めてお金に頼れば強制的に良い1日にできるというのは知らない方が良かったなと思う。破滅的なアソビだ。同時に、人に依存するかお金に依存するか、みたいな構図を垣間見たようで恐ろしい。何かに依存しなければ生きていけないことは分かって居るけど。

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