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さよーならまたいつか

9/29

・先日薬局で気になって購入した、花(ラベンダー?紫色のパッケージだった)の匂いがするスプレーを腕に噴射して外出。化粧品の匂いやキャンドルの匂いなど、「人工的な良い匂い」は苦手(特に夏場の制汗スプレーの匂いは大の苦手)だが、このスプレーはどことなくバーランの匂いに似ていて馴染む。周囲の人にはあまり伝わらないという程度の匂いだと思うが、自分から良い匂いがするというだけでかなり気分が良くなる。

・スマホケースが壊れたので新調した。兼ねてより手帳型が気になっていたので、ダイソーで汎用型のものを購入。使ってみた所感だが、手に収めた時のサイズ感に違和感があるのと、指紋認証やカメラの操作を行う度にカバーをどかさないといけないのが歯がゆい。ただ手帳型のデザインのオシャレさは実際に使用してみて確信に変わったので、Galaxy用の正規品を安く通販で購入して操作性を上げるのがベストだろう。

・古本屋巡りをした。阿武隈書店とマゼランというお店の2箇所に行った。どちらも初めて訪れたが、居心地が抜群に良い。時間の流れが周囲の繁華街と比べて明らかに傾らかだし、狭い空間の中でも程よく自分を放っておいてくれる店員さんとの距離感も丁度いい。購入した本は、阿武隈書店で「時をかける少女」「鏡の国のアリス」、マゼランで「茨木のり子詩集」。茨木のり子の詩は中学校の教科書で目にした時からずっと心に残っていたので、詩集のボリューム感で楽しめるのは嬉しい。個人的に彼女の表現の持つ魅力はネジティブパンチの魅力に少し似ている気がする。武道で例えれば構えが似ているという感じだ。
 話を戻して、4000円という値段だったので購入はしなかったがマゼランで気になる本を見つけた。愛まどんなの「白亜」という漫画だ。

最初AKIRAかと思った

異常性癖をテーマにした百合モノの漫画らしいのだが、イラストが自分の好みどストライクだった。相対性理論のような砂糖っぽい甘みとほんの少しの毒っ気が見え隠れする可愛さ、浅野いにおや中村佑介のイラストが持つ「平成っぽさ」を感じさせる雰囲気に一目惚れだった。2ヶ月ぐらい細々と貯金をして、それでも売れ残っていたら買うという計画を立てている。即決で買ってしまうと後の買い物に歯止めが効かなくなってしまいそうなので、買えたらラッキーという塩梅で。

・バーランでディーエリの自主企画を見た。取り置きをしたCalvanは、Radioheadを聴いている時と同じ脳の部位が刺激される。2曲目?にやっていたオシャレな曲が大好きだ。曲間の繋ぎも気持ちが良い。alvinはベースとギターの噛み合い方にひたすら魅了された。竿帯全体でのコードの鳴らし方BURGER NUDSやFoursidewalksと同タイプかもしれないので、また聴いて勉強したい。Burroughsを聴いたのは3度目だが、今回のパフォーマンスが圧倒的に好きだった。リードギターの気持ち良いリフに負けないぐらい、バッキングとベースが重厚にコードを鳴らしている。リードギターがあそこまでキメキメなバンドはバッキングが大人しいイメージだが、Burroughsはバッキングとリードギターが対等にぶつかり合っていた。それが嬉しかった。ディーエリは普段よりシンプルなステージングだったが、その良さがラスト2曲で爆発していて撮影用のカメラを持つ手が煩わしいと思える程だった。自分は基本ハードコアが苦手で音源は意識的に聴かないようにしているのだが、ライブで聴くとやはり気持ちが良い。

・サイゼリアに1日に2回行った。1度目はバーラン前にマクドナルドを食べるかどうか決めかねて20分ほどアーケードの同じ場所をウロウロしている内に友達にバッタリ会って、その成り行きで。2度目はバーラン後に夕食で。2回ともマッシュルームのピザを食べた。マッシュルームは美味しい。多分次にサイゼに行く時も同じピザを食べると思う。



9/30

・長かった夏休みの最終日。自らの手で夏休みを終わらせる為に後輩とバスに乗って閖上の海を見に行った。ちょっとした冒険だ。海は綺麗だった。潮の匂いが心地良かった。空が海に負けないぐらい大きかった。1時間ほど海を眺めていたが、後輩も自分も海を見ている間は殆ど口を開かなかった。言葉が必要ない空間は心地が良い。あの1時間は、確かに永遠とイコールだったと思う。




ダンカンのナレーションの幻聴が聴こえた。


それから、夏休みの間狂ったように読んでいたよつばとのようなアウトドアに憧れていたので、海を見ながら2人でコンビニおにぎりとじゃがりこを食べたり、貝殻を拾って持ち帰ったりした。少年に戻れた気がした。

 もう夏休みに思い残すことは無くなった。

 後輩と解散したら、後はどう楽しく帰宅するかだ。貝殻を入れる瓶を買うために100均に行き、それからまたブックオフに行った。この夏休みはひたすら本とCDを買い漁っていた。だから最後にもう一度。この2ヶ月の大団円のつもりで。よつばとを3冊と、夏休みの間必死に中古店を探し回って尚見つけられていなかったサリンジャーの短編集を見つけて購入した。ようやくバナナフィッシュが読める!感動。新品の購入を渋り、立ち読みで適当に済ますことも拒絶してきて本当に良かった。学校が始まったら空きコマにゆっくり読む。買ってまだ読めていない最終兵器彼女や「車輪の下」とかも全部。ブックオフからの帰り道は米津玄師のbootlegと、Bremenに入っている「ホープランド」を聴いた。もう空気は完全に秋だった。もう数日前からとっくに気付いていたけど。でも、今日までは夏だったということにさせてくれないだろうか。海を見に行ったんだから良いだろう。そうさせてもらう。秋も嫌がらずにちゃんと楽しむから。

だから、これで「夏休み」はおしまい。

楽しかった!!!!!!!!!!!!!

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