生涯現役を目指すなら
ハローワーク大津担当のキャリアコンサルタントの村川圭一です。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
サッカー界のニュースです。
キング・カズこと三浦知良選手が来シーズンからJFLの鈴鹿に移籍するというニュース。
54歳、三浦知良のJFL鈴鹿移籍が決定。「新しいチャレンジに踏み出します」|Jリーグ(DAZN News)
https://news.yahoo.co.jp/articles/729e023b95ed85e70beb511f0a8ab55bf171b282
Jリーグ開幕時に大学生だった私からすると、まだ現役でいることが驚きでしかありません。
御年54歳。他のスポーツならとっくに引退していてもおかしくないし、サッカーなんてなおのことじゃないでしょうか。
ハードなスポーツだからねえ。
このニュースを見て改めて「生涯現役」という言葉を思い出しました。
加齢とともに気力や体力が衰えて引退するというのが当たり前ですが、それに抗って現役を続ける。これはスポーツの世界のことだけではありません。
政治家が言うことにゃ老後に向けて二千万円貯めなきゃいかんらしい。その通りなら引退することが許されない人が多い世の中になりつつあります。
そんなに国にした政治家がしたり顔で言っていたので腹立ってしゃあないですけど。さっさと引退すりゃいいのに。麻生。
生涯現役でいるためということで考えると、三浦雄一郎のようにサントリーのセサミン飲まにゃあいけんのかなあと思いますが、キャリアという面で見ると考え方は2通りあると思います。
①今の仕事を継続して続ける
②どんな仕事でもいいから働くことを続ける
③定年のない働き方をする
①に関しては芸能の世界などが浮かびますが、キャリアコンサルタントの私からすると資格を活かす働き方がまず浮かびます。医者・弁護士などの定年退職がない仕事。
そして私はハローワークでキャリアコンサルティングをしているので公共職業訓練と結び付けて考えてみますと、経理職が浮かびます。
事務職の中でも経理職は簿記などのスキルが求められる職種です。人事異動がなければ続けられるし、転職の際にも経理職としての転職が可能でしょう。
営業などだと売る品目が変われば職務内容が変わってくることがあるけれど、経理職の場合はあまり差がない印象があります。乱暴な言い方だけどね。
②に関しては未経験でも始められる仕事に就くことを考えてみてはどうかと思います。
チャレンジ精神があればというの前提になりますが、それさえあれば道が拓けることもあります。
公共職業訓練と絡めると介護職がこれにあたるかと。実際に40代以上の転職も多いようで(私が聞いた中では60代で初めて介護職になった人もいました)、働く気があればいつまでも来ていいよと言ってくれる職場もあるみたい。
実際に体が続く限り働きたいからと口にされる利用者の方も多いです。
③に関しては経営者が頭に浮かびます。自営業であれば定年退職なく持続する限り続けられます。
こちらに関しては公共職業訓練の希望者だけでなく専門実践教育訓練の希望者も起業を口にされることが多いですね。
またこれまで培ってきたスキルを活かしてという方がほとんどです。
長く働きたいと考えている中で選択肢として浮かんだという感じかな。
これらのキャリアプランならば生涯現役というキーワードに結び付けられると思います。
もし現在就業中の方ならば、今の仕事を踏まえてどう思うのか?
現在離職中の方ならば、次にどのような仕事に就こうと考えるのか?
もしあなたが体の続く限り働きたいというのであれば、一度ジョブ・カードを作成してみて自分のことを振り返り、今後について検討されてはいかがでしょうか。
それに伴い不足するスキルや知識が見つかって、それが公共職業訓練などで補えるものであるならば、受講を検討してみてはいかが?
こんな感じの相談でキャリアコンサルティングを利用していただいてもいいんですよ。
ハローワーク大津でお待ちしております。