【 明るい話をしよう 】エラいもん見つけました！

今月最終月曜日30日。店の家賃の振込予約は何とかできた。しかしこれ以上、つまり非常事態宣言なんて出された日には来月末の家賃にゾッとする。テナントビルなら組合みたいにまとめて一時減額陳情なんてできるのに…っと、いきなり暗い話じゃないか。ここから劇的に明るく行きます。興奮しすぎていつもより長くなることをお許しください。お暇な時にどうぞ。

しつこく書くが、今は準備に勤しみ心身ともに磨く時期だと思っている。備えはネガティブばかりじゃない。数日前、豚まんサミットの重鎮から新聞記事切り抜きが送られてきたのだが、その中に書いてあることは僕もずっと思うところであった。「何かが起これば、また新しい何かが生まれる」

だから時間ができた分、ずっと放っておいた自宅マンションのトランクルームを日中に片付けることにした。まぁとにかく古いものから山積みになっていて見ないふりをしていたが（そこは通らずとも駐車場に行けるので）新しい何かが生まれる（見つかる）と思い込みジェンガのように没頭した。

懐かしいもの片付けあるある。すぐに作業は止まってしまう。体育大学時代に教育実習で行った母校や常勤講師（週15時限で給料もらってた）先の名簿、生徒からのメッセージに見入る。写真もある。おぉっ、これは！学生時代好きだった子からの手紙だ。付き合ってた子への手紙（出せなかったヤツ）もある。それぞれの写真も…（懐古中、しばらくお待ちください）

…甘酸っぱい。

凄っ。1992年、大学同期村上晃一の結婚披露宴席次表。

体育大学ラグビー部の人選、ナンでこうなったんかな？盛田さん鳴尾さんおるやん。他にも大学合宿や遠征試合の写真もいっぱい出てきた。また懐古。


そして、これも30年近く前。まだゴルフなんてちゃんとやってなかった頃。新規オープンコースのキャディーマナー教育担当で派遣されてた時の資料。

ほぼ住み込みで数ヶ月、設計者やプロとも関わり今のゴルフ仕事の礎となった。どちらのコースもいいゴルフ倶楽部として存続。また行きたい。


え？これって、あの日？？
とんでもないお宝が見つかった。

1976年ってことは、小学5年生。実はちゃんと覚えてる。西京極競技場。

僕ら世代のラグビーファンならご存知でしょう。このラインナップは鳥肌です。全同志社大 vs 全カンタベリー大、後に大学恩師になる坂田先生の引退試合が西京極であった。サインはその日だったかな？皆、各々のブレザー着て外にいたので一気にサインもらったのを覚えてる。宮地さんにいたっては、12歳の僕にふりがなまで書いてくれている。岡先生、山口先生もいる。


ずっと探していたもの。トランクルームの奥に見つかる…

1985年6月9日。阪急ファイブの地下二階に「TAKEO KIKUCHI」があった。大学3年？体育大学ラグビー部のくせにバイトしまくってた頃、DC（デザイナーズキャラクター）ブランド全盛期。自分の服は自分で買うと、ませたガキは6月3日の自分の誕生日を祝うべくその店に一人で来ていた。

間もなく、絵に書いたような屈強な黒人（カール・ウェザースかフォレスト・ウィテカーかローレンス・フィッシュバーンを思い浮かべて欲しい）が数人ダークスーツで店に入ってきた。21歳のラグビー部にしても正直怖かった。たまたま店には僕だけで、ハリウッド映画でしか見たことのない要人警護のように、3人の黒人の間に一人の「マリオ」みたいな小さな男がいた。

すぐにわかった。

中学時代MTVで知ってから大ファンだったから。男性デュオDaryl Hall & John Oates、1985 JAPAN TOURで来日中のジョン・オーツである。

人気漫才コンビなら「じゃないほう」と呼ばれがちのジョン・オーツ、興奮して店員にショッパーとマジック借りて「プッ、プリーズ！」と書いてもらった。思えば屈強なボディガードによく制されなかったものだ。下部の日付や場所、時間は僕が後で書いた。昔から細かいなぁって思うけど、売ることなんて考えない時代の純粋な気持ちが表れてて褒めてやりたい。


お金に変えられない僕のお宝に、あぁ興奮冷めやらず。もし皆さんが自粛の時間に退屈なら、手を着けていない場所の大掃除をオススメする。

新しい何かが生まれるかも。

事実、僕は見つかった。