iMac27インチが終了してる!!!!(2022.3.9 Apple Event)
目覚めの衝撃。こんにちは。起き抜けに衝撃受けがちな私です。
昨夜(というか本日早朝)アレがありましたね。
そうです、Apple Event。Appleの新製品お披露目イベントです。
その筋(Apple Lover)の方々は固唾を飲んで待ち構えていたかと思うのですが、普段深夜2時からのところ今回はさらに深く3時ということで、さすがに起きているのは諦めて、あと今は特に購入を予定していなかったのでぐっすり眠ってスッキリ起きたところでこれです。
ところでわたくし、以前こんな記事をアップしていました。
あれ、デジャブかな?と思いました。
今回のイベントに関しての全体像やその他の機種詳細はたくさんのメディアや個人が発信しているのでそちらに譲るとして。(とはいえそこそこ触れていますが)
そういや2〜3日前に友人が「iPhone SEに変えたよー」と連絡よこしてきたときに「あれ、そろそろApple Eventだけど…」と頭によぎったもののその場では何も言いませんでした。が、でましたね、新型SE。
でもまあ、SEチョイスした友人に「A15チップ搭載されたよー」とか言っても全く無関心だと思うので、本人が何か言ってくるまでは大人の対応で今後もスルーの構えです。
そんなことより、個人的なホットトピックはタイトルの通り、こちらです。
iMac27インチが出ない…だと!?!?
前々回のお祭りで、新型iMac24インチでM1チップが搭載されました。
そしてその段階ではメモリやストレージなどが比較的ライトだったため、あくまでもコンシューマーモデルとしての扱いなんだな、と思ったわけです。カラバリだしね。intelから自社開発チップのM1に移行した初号機だったから様子見の向きもあったり。
そもそもiMacの歴史を辿ればここから始まっているので、カラバリを出すのは初志貫徹というか初心忘るべからずというか…意味同じか。
なので、iMacというライン自体がそもそもコンシューマーモデルであることは最初からそうなんだけど、アップグレードするたびにスペックも上がりながら、オールインワンの利便性とかコストパフォーマンスとかですっかりビジネスユースでもデフォルトマシンとして成長を遂げていったわけです。
そんなこんなで、2021年4月の時点で
「次はM2チップが乗ったiMac27インチが出るであろう」
と誰もが信じて疑わなかったわけです。ギズモードの網藤さんだって。
(網藤さんが27インチに言及していたかどうかはわからんけど)
Mac Studio?Studio Display?また新たな名前出してきたな…
しかし、繰り返しますが、タイトルの通り。出なかった。
むしろセパレートタイプを出してきた。
というか今回のお祭り最大の山場であるMac Studio(本体)とStudio Display(27インチモニタ)のローンチである。
別世界というか、どちらもあの世にいざなわれそうな雰囲気だけれど、そんなことより大事なのは下の数字よ、金額よ。
合わせて45万やんけ。
そりゃ2022年3月現在の世界最新最高峰のスペックを搭載したApple新商品なのだからお高いのは当然。お高くてもお値段以上のパフォーマンスを見せてくれるであろうことはわかってる。わかってるけどさ。
動画勢にはいいと思う。買ったらいいと思う。
うん、買いだね(無心)。
それにしても、名前どんどん増えるのでこちとら既に覚えられないんだが、Mac Studio(本体)はMac miniを積んだような形なのね。
一つ気になるとすれば、下の設置面間際に吸気口があるので(排気口は背面にある)デスクの埃を吸いまくって穴が詰まる未来が容易に見える…ということくらいか。
これはマシンスペックではなく、使う人間のスペックによりますね。
こまめに掃除をしろ。
27インチである必要性を解説(3インチを侮るなかれ)
iMac27インチの話に戻りまして。
ではなぜそこまで『27インチ』に拘るのか。
iMac24からたった3インチ大きいだけではないか。
それくらいだったらintel入ってる旧型よりM1入ってる新型iMac24インチの方がパフォーマンスあがるんじゃないの?
そうお思いでしょう。
わかりますわかります。
webデザイナーならいいんです。現にめちゃ稼ぐwebデザイナーが変えてましたもん。新型iMac24インチに。
3インチ=7.62cm
たかだか7センチ強です。
しかし、グラフィック(印刷物)勢、特にエディトリアル(冊子)勢にとってこれは、762mm以上の大きな問題なのです。
(グラフィック勢はcmは使いません、基本単位はmmです。)
なぜなら、27インチ画面だと、A3(横位置)が実寸表示できるから!!!
ということはA4サイズの冊子ものが見開き実寸で見えるんですよ。
これは大きい。
細かい話ですが、A3を実寸でプリントするには、インクジェットプリンタでもレーザー複合機でも、"A3ノビ"という特別規格の紙をイレギュラーに手差しで使ったりせねばならず、なかなかコストも手間もかかるため普段使いでは割と縮小で出しがち。
正直、27インチであれば、そんなにハイスペックじゃなくてもいいんです。Adobeのイラレとフォトショとライトルームがそこそこサクサク動いてくれればそれでいい。
特にエディトリアルは文字ボックスと写真の構成というシンプルな構造である場合が多いので、現在私が使っているiMac2020ですら実際のところ若干オーバースペック気味。全然ポテンシャルを活かせません。
そのせいで拗ねたのか、購入半年後のある日ストを起こして動かなくなったため、慌てて修理先に担いで持って行きました。
iMac27インチ、めっちゃくちゃ重い!!!
箱の持ち手持って運んだら抜けたよ!あの持ち手、危険!
2021年・夏のことでした…。
保証期間内なので無料でしたが、ロジックボード総取っ替えしたよ。。
(これ絶対初期不良じゃね…?)
iMacのロジックボードはSSD一体型なので、データはすべて成仏しましたが、年間15,840円払っててよかった、Dropbox。ありがとうDropbox。
新しいの出した途端、速攻で過去ラインナップ引くのやめろや!!(怒)
それで、これがAppleさんの悪い癖なのですが。
いえ、全く同じ機種でアップデートされたんなら販売終了もわかりますよ。
でも、代替機がない状態で突然販売やめるのやめて!?ねえやめて!?!?
事前に言ってくれたら買っておいたのに…!
こちとらMacをギャンブルで買ってるんじゃねえんだよ。。
とつい語気を荒げてしまうグラフィック勢。
長らく使ってたiMac27インチがそろそろくたびれてきたから、M1(もしくはM2?)の新型iMac27インチ出たら買い変えようかな〜、って思ってた人、少なくないはず。
だがしかし。消えた27インチ…
どこだどこだ!iMac27インチまだ買えるところはどこだ!?!?
と血眼になっている人が一人や二人じゃないんじゃないか?
今頃量販店に殺到しているのでは…と見てみたら。
(3/9AM現在の情報ですが)
(追記:3/9 16時現在、ビックカメラ在庫復活していました)
もうM1チップで十分稼働することがわかったのでintel搭載機を駆逐したいのか知らんが、ふと、PowerPCからintelに移行した頃のことを遠く思い出しました。
もはやApple老人会の方しか知らないであろう、大事件。
あれは、いつのことだったかのう…。(2006年でした)
OSが変わると以前のイラレが使えなくなる!とグラフィック業界は大パニックになり、10年落ちのボロボロ中古macG4が40万以上で取引されるなんてことがあったのじゃ…記憶が遠いので定かではないですが、なんかそんな騒ぎも遠い昔話。昔話終了。
PowerPC→intel は大パニックだったけど、
intel→M1 は超絶スムーズでしたね。さすがテクノロジーの進化がすごい。
とはいえ、あの頃ほどの混乱にはならなそうですね。
確かに現代は、選択肢がたくさんありますもん。
ティム曰く、
「iMac27インチ使ってたビジネスユーザーなら、今回新しく出したMac StudioとStudio Displayにしなよ」
ということらしい。
「YOU、新しいの買っちゃいなよ」
ということらしい。
いやいやティムよ、買えれば買うけど、本体(Mac Studio)+モニタ(Studio Display)合わせてミニマムでも45万なんですけど!!!!高いし!
そう考えると、iMac27インチがハイコスパな優良マシンであったことが窺えます。まあ同スペックじゃないので全然比較にはならないけど。
ではiMac27インチを待っていた勢はどうしたらいいのか
可能性があるのならば、9月にiMac Proが出るかもなので、その時に27インチにM1だかM1 ProだかUltraだかなんちゃらなんちゃらが乗っかったハイスペiMacになるのかな?というのがひとつの予想。
でもそれ絶対高くなるじゃん…。
そういや、iMac Proも今は一旦なくなってるようだな、、確か出た時に100万くらいになる!とか騒ぎになりましたよね。
オールインワンで100万超えってちょっと怖すぎです。
私みたいに修理で運んでて落下させたりなんかしたらどうするんですか。
箱を…箱を強化してください、、としか言えません。
そして最悪のパターンとしては、iMacは27インチもう出さないよ。ということも考えうる。
M1 iMacはコンシューマーからライトユーザー向け、とはいえスペック高いから全然仕事でも使えるし、ていうか印刷物ってもうなくなるっしょww?webっしょ?大画面使うのは動画や3Dとかの人でしょ?そしたらマシンカスタマイズしやすいセパレートの方がいいでしょ?
ってことでしょ?ティムよ。
iPhoneもiPadも山ほどバリエーション出しているデジタル第一主義企業だもん。そりゃオールデジタル化のペーパーレスの未来しか見とらんやろ。
グラフィック業界はこれまで長い間、Appleの動向に一喜一憂してきました。(前出のG4事件しかり)
10年くらい同じマシンを使い続けている人も少なくなかったりします。
私みたいなミーハーで新し物好きでない限り、あんまりホイホイマシン買い換える人が少ない印象かもしれない。
それには明確に理由があって、印刷会社や同業者とのデータのやり取りがあり、制作環境をあわせないとならないことがあるのです。
イラレは特にバージョンが異なるともうダメ。
近年はAdobeもほとんどのユーザーがクラウド契約に移行した(であろう)のでかなりシームレスになってきたけど、それでもAdobeのソフトが更新されたからってすぐアップデートしちゃうと代理店(発注元)や入稿先の印刷会社が対応していないとかいう場合も結構ありました。(そんで怒られる)
一方で、いまだに「CS5で入稿してください」と言われることもあったりして驚くことも。
↑これ自体も使える機能が違うので、バージョン下げるの推奨しないんですけどね。ということでグラフィック勢は結構しがらみ?があったりします。
そういうトラウマを引きずってる世代は特に、慎重になります。
webだとネット環境で表示されなければ意味がないので、みんな作る環境も自然と揃ってくるし、Googleやプラットフォームに従うので共通認識が共有しやすく統率が取りやすい。(それはそれで大変そうだけど…)
とはいえ前向きにAppleとの付き合い楽しんでみよ?
なんか色々考え出すと気が重くなりますが、アイテムが増え、選択肢が増えたということ。今まではオールインワンでポンとこれ買っときゃいいか〜という姿勢から、自分にあった環境を自分で作っていくのだよ、と言われているような気がします。
あと、なんだかんだいって新しいMacは使いやすいし気分上がるから、ちょっと手間だけど色々調べてみて。
新しいマシンもソフトのアップデートも、今すぐ業務で使わなきゃならんという状況でパッと変わるとものすごくストレスですよね。。
「なんでここにあったのがなくなったんだ!!!」とかザラですもんね。。わかります。
しかし、ちょっと慣れたら「やっぱ新しいのはいいな〜」ってなりません?私がミーハーで新し物好きだという特性を差し引いても、なんだかんだ早くなってたり画面がキレイになってたりして、前のマシンに戻れない…ってなりますよ。
例)近年のメインマシンを iMac (27-inch, Late 2013)→MacBook Pro (15-inch, 2016)→iMac (Retina 5K, 27-inch, 2020)と移行してきた私、毎度「すげーさいこー!」と言っていたので間違いないです。
と、最後になんの解決策もなくてすみません。。
6000文字近くも使って私は何を言いたかったのでしょうか。
ただ、Appleってなくした機能や一度やめちゃった規格も唐突に戻したりするので、全然復活の可能性もあります。
iPhone SEにホームボタンが戻ってきたり、カラバリが戻ってきたり、新型iMacにはなくしたSDカードスロットがMac Studioには戻ってたり、まあ気まぐれ?ユーザーの声を反映した?とにかくフットワークの軽さだけは彼らの良さなので、iMac27インチをお待ちの方は、今所有のマシンを大事にして気長に待ちましょう。
私もiMac27インチ2020を大切に使おうと思います。
実はその昨年の夏、修理に出した時に慌てて急遽 M1 Mac Bookを購入しておりまして、うーん、なかなかいい感じよ。笑
長い間、Appleにはコテンパンにされまくった半生でありながら、それでもここまで我が人生と共にあるなんて…つくづく不思議な存在です。
モラハラ夫並みですね。。ダメじゃん。
ということで、直近(昨年夏)のドタバタ事件の顛末もまたここでお話できればと思います!それでは。