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流行りモノ好きだが詳しくない私が考える「ChatGPTって脅威なの?」
この数日ブワーッと話題になっているのが『ChatGPT』。
2022年11月末にリリースされたようなのだが、ここ数日twitterからyoutubeからNewsPicksのウィークリー落合まで、いや、昨日はJ-waveの番組内ですら取りあえげられまくっている。
取り上げられまくり、アクセス集中しまくり。
「これはなんだか既視感があるぞ…」
と思ったら、『Clubhouse』が流行った時もそんな感じだった気がする。
『Clubhouse』はその脅威的な加速度で流行ったのち脅威的な加速度をもって衰退していった。あれこそ祭りであった。そして祭りの後の侘しさよ。『Clubhouse』とはなんだったのか。
いやまだあるけど。
『ChatGPT』のすごさは、ナチュラルな文体で返してくるところ
『ChatGPT』は言語生成モデルのAI。
音楽を作るのが専門とか、写真の合成専門や絵を描く専門のAIも流行りましたよね。一時、twitterのタイムラインがAIが描いた絵で埋まってたよ。
『ChatGPT』に限って言えば、英語のサイトだけど日本語で使えて、さらにその日本語文章が非常になめらかだというところが驚きポイントのよう。
ちょっと前のgoogle翻訳より格段の言い回し。
『ChatGPT』の強みは、既存の情報をまとめること
『ChatGPT』、つまりAIが得意なのはネット上にある膨大な情報をまとめること。
だから、既に誰かが知っていること、既知の事実には強い。
つまり、既存のルールに則って判断するとかまとめるとかが圧倒的に人間では勝てない。
既にある研究結果の過去論文を引用して新たな論文を生み出すなんてことは朝飯前。
それと同様、一定のフォーマットがあってそれに沿って組み立てていく、プログラミングなんてことも朝飯前。
そもそも、AI朝飯いらんだろうけど。
落合陽一さんがyoutubeで『2040年だと言われてきたシンギュラリティが2025年にやってくるのでちょっと落ち込んだ』という話をしている動画があるのだけど、いや〜ほんと、シンギュラリティ目の前だね。
と、門外漢の私だって思う。誰だってわかる。これは。
AIに奪われる仕事=既知の情報を扱う仕事
それで、昔から言われてきた「AIに仕事が奪われる」というやつ、結局のところ「既知の情報を扱う仕事」が圧倒的に分が悪い。
なので士業が厳しくなる、というのは随分言われ続けてきた。
税理士とか弁護士なんかも、列挙されたりしますけど。
リーガルハイの古美門先生みたいな型破りの弁護士はAIに勝てるっていう意味でむしろ需要ありそうですけどね。
あと、プログラミング。
既にマルウェア生成に使われている形跡があるのだとか。
そして、自然な文章作成に強いとなると、まずはライター業が危機なのは火を見るよりも明らか。
特にSEOに最適化した文章をつくるなんて、これまた朝飯前。
ルールに則ってその範疇で膨大な情報をコントロールすることが得意。
だったら、ノールールな世界ならまだ人類に勝算はある…のか?
逆にいうと、AIは”この世にないものには弱い”
インターネットの大海に浮いている様々な情報を一瞬で集めて一瞬でふるいにかけ、一瞬で編集して出す。
なので、人間に太刀打ちできる隙などない。逆に言えば、既知には強いが未知には弱い、ということ。
まあ、音楽AIは、既存の音楽を一旦判別できないまでに分解して組み直すらしく、新しいものに作り替えてしまうので、できるものは未知かもしれない。
とは言え、そこと闘ったってしょうがない。
この数年はSNSを上手く扱える人が成功してきたけれど、これからはAIを上手く扱える人が勝者になるのだろう。
AIを使いこなして、いや、使いこなさなくともうまく付き合って、そのうえでさらにAIが得意ではない領域で居場所をつくれるのなら、いちいちAIの進化に怯えることもなく、いい道具を手にした、という感じでやっていけそうだ。
例えば前出のライター業も、ネット上に山ほど溢れる似たようなSEO記事はAIでさくっと、ということになるだろうけど、岸田奈美さんのエッセイは少なくとも今のAIでは書けないわけで。
そしていずれ岸田奈美に特化したAIがうまれたとて、彼女がAIを超える事象を起こしていったらそこに限ってはシンギュラリティは起きないわけで。
属人的であればあるほどAIの影響を受けづらい。
ということでしょうかね。
正解を求めるならAIに聞け。
ここまでいっておいて、流行りもの好きの私ですが、まだやってません、『ChatGPT』。
なんだよ!これだけわかったようなことを言っておいて!という感じですが、まあそのうちやるんでしょうけど、そんなに興味ないんですよ。
多分、近い将来、必要で使うツールになっていくのだろうとは思うので。
『ChatGPT』を詳しく検証解説してくれているブログや動画がたくさんありますから。私も『テレ東Biz』の動画でわかったような気になりました。
面白そうなものはネットにたくさんある。ただそれを、自分が面白いと思うかどうかは自分に聞け。
正解を求めることではなく、自分自身が面白いと感じることを見つけたり試したりするのが楽しい。というのがそもそも人の行動の根幹ではないか。
自分が面白い、楽しいことって、AIは教えてくれない。
今流行りのものや、誰かが面白いと言ったものごとは教えてくれるけど、それを『自分自身が面白いと感じるか』どうかは、あなた以外の他の誰にもわからない。
ヒントは世の中にたくさんある。
ネット上にたくさんあるし、AIに聞いたら、候補もたくさんくれるんだろう。
でも、最後は自分のことは自分に聞け。
仕事も趣味も恋人探しも全部ネット任せになりつつある現代。
ある意味、自分に聞ける人が、これからは強いのかもしれません。
ということで、色々ツールは増えるけれど、一周回ってシンプルに自分自身に向き合う時代がやってきそうですね。
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