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最近思うことを徒然と

明けましておめでとうございます。
新年が明けて、仕事始めを迎えた社内のメンバーに向けて、久しぶりの社内ブログを書きました。

最近思っていることを色々と書いたので、ここでも紹介しておきます。


(SHIFTの社内向けブログ_2020年1月5日))
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昨年、SHIFTは広島の福山シティFCのスポンサーになりました


皆さんにとっては自分の地元でも無いし、あまり関係ないと思うかも知れませんが、僕にとっては自分の思考力というかビジネス力を試す一つの訓練だと思っています


僕はプロ経営者を目指しているので、色々な題材をもとに自分の技術(経営)を学んでいきますが、皆さんも技術者なので、こういった思考の中で自分を鍛えてみては如何ですか?


これ、J リーグの各チームのPLです。
Jクラブ個別経営情報開示資料(平成31年度)(PDF)

2010年度 クラブ決算一覧

どこも儲かってないですねーー


こういう数字を見るとワクワクするのが経営者ですし、技術者であれば色々なテクノロジーやアーキテクチャを見るとワクワクするのと一緒です。妄想が広がります


さてこの表をみて、まず売上が小さいし、利益が薄いです


年俸33億円のイニエスタがいるヴィッセル神戸は特別だとして、現状浦和レッズが売上83億円で大きいです


でも、売上の大部分はそれに応じたスポンサー収入増


売上比率見ると、


スポンサー:38億円(46%)、入場料:23億円(28%)、物販:9億円、他:12億円


スポンサー頼みのモデルなんですね


ちなみに浦和は、平均3.4万人/一試合きてるところ考えると、試合数 ホーム17試合平均チケット単価は3,962円

図1

スポンサーというのは水物


なんで、経営者であればそれに頼るのは薄利の氷の上で商売をするようなもの


アートや文化、スポーツはパトロン文化と言われる所以だと思います


こんなのに頼っていては、経営なんて出来ません


でも、スポーツには何か力があると思っているから関わろうと思っています


僕がスポーツに興味を持つ理由は、毎年SHIFTが1,000人も採用して、2ヶ月に1社M&Aをして、グループがどんどん大きくなっている中で、SHIFTのバグ祭りや、大納会だけだと求心力が得られないと思っているからです


昨年の4月のコロナの時は、総理大臣が決められないことを率先して決めるというリーダーシップが、皆んなの心を掴むし、会社として一丸になれると思って率先してやりました


だから、最近は毎月日経新聞に掲載されるようになりましたし、離職率も13%から7%位まで落ちて来ました


それでも、コロナのような出来事が毎回続くと疲れるし、そんなの期待しちゃいけないと思うので、他の手段を色々と考えてました


そこで、スポーツ


だって、日本代表戦とか、オリンピックになった時に、無神教の日本は初めて一つになりますもんね


あとは、天皇という制度(これは、世界で唯一のエンペラーだから非常に興味深い制度)


なんで、これから10万人という労働人口を抱えようと思っているSHIFTは、スポーツチームを持つ事も必要じゃないのかなと


ただ、経営者なんで、赤字とか、足を引っ張るとかはあかんなと


なんで、Jリーグを買う前に、試してみようと思ったのが、福山シティFC


スポーツ収益の3大要素


・スポンサー
・チケット販売
・グッズ売上
・その他(スクールとか、スタジアム貸し出しとか)


コロナで、人がスタジアムに行かなくなり、スポンサーも引いちゃって、経営が立ち行かなくなったのが今の現状


コロナショックの前からそもそも儲かってないのに手を売ってない経営者


最初から分かってたのに


そこで、福山シティFCの件で、最近知り合いになったスポーツ記者と少しディスカッションしました。 

以下、彼のメールの返信
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真っ先に思いつくのはマツダスタジアムとカープ女子の関係です。

旧広島市民球場は女子トイレも悲惨で狭いスタンド、おやじの世界でした。

ご存じとは思いますが…

マツダスタジアムになって、ほどなくしてカープ女子の呼称が生まれ、堂林らイメケンが増えて
そのへんのおばちゃんも含めて幅広い年齢層の女子がマツダスタジアムに通うようになり、片っ端からグッズを買い漁って?カープ球団の売上100億円アップに多大なる貢献をしました。

グッズその他は旧広島市民球場時代にまったく非協力的だったカープが地元企業にやっと門戸を開いたことで、各社、あるいは行政、宗教団体、弁護士会、医療者などなどが必死になって弁当からラッピング電車まで考えて、球団側はその中で良さそうなものを選んで許可するだけ。
他力本願ですが、広島力によって莫大なグッズ収入が生まれてきました。

中には零細企業の提案にNGを出し、球団で勝手に作ったものもあります。
そんな異様な盛り上がりの中で生まれたのが「祭りイベント」の「親近感」です。

広島でイベントと言えばフラワーフェスティバル、とうかさんぐらいで、大きなものがない、そこに年間70試合のお祭り広場!あのカープユニは祭りの法被です。

マツダスタジアムの隆盛はSNSの力、ファン同士の繋がりの広がりによるところが非常に大きく、すでに関東を含め全国にある程度存在したカープファンの心を一つにしたのでしょう。

マツダスタジアムができる以前、「東京カープ会」なるイベントをスポーツジャーナリストの二宮清純さんが主催し、私もパネラーで出ていましたが毎年、多くの参加者(有料)がいました。

すでにカープ愛がある土壌が存在しているところにマツダスタジアムという集いの場ができた、というのが正解でしょう。
(旧広島市民球場じゃ集う気にもなりません)

福山シティFCは、まず丹下さんがおっしゃる通りいかに地域で「親近感」を持ってもらうか?

そして次は仕掛けの「祭り」をどう提供していくか…

祭りにはやはり魅力ある舞台(マツダスタジアム)が必要で、福山のスタジアムをどうするか?

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そう、スポーツというのは、地方(地元愛)✖︎祭り(ユニフォームは法被)だったんですね


地方は申し訳ないが、コンテンツがパチンコとスナック、大型スーパーのイオンしかない


少ないコンテンツの中で、スポーツは盛り上がるし、秋だけじゃない祭りが求められている


という事でしょうね


ただし、インターネットの時代に、パソコンからモバイルに移ったように、お祭りの中心がスタジアムから、パラダイムシフトすることがあるかも知れない


コロナ禍なんでスタジアムに頼らない経営を考えるべきだと思います


うちの営業にきいた話だと、ダルビッシュが野球ゲームをやって解説していく的なYouTubeが面白いらしいです


ダルビッシュもユーチューバーで年間2億円稼いでますね


僕も、毎月SHIFTゼミナールという名前で僕が経営者として経営者に質問して、その会社のビジネスモデルを裸にするというコンテンツをやってますが、いつも機関投資家が70人くらい見にきます


つまり、プロによるプロの解説を素人は聞きたいと思っているのもあるかなと


お祭りの中心はスタジアムにはあるとして、福山シティFCのサッカーとか、今の23歳の監督が他チームを解説するとか、あの時の戦術はこうだったとか、選手が実際に解説するのも面白いです


コロナ禍で、いつも思うのはエンターテイメント(アート、文化、スポーツ、音楽、ゲーム、外食、旅行、他趣味)は世の中に必要なのかという話です


衣食住を超えて


僕の結論は必要だという事です


人間は動物や草木とは違います


考える、感じ、感動する生き物です


なんで、エンタメが必要かどうかの問いは愚問です


僕たちは、上場企業なんで発行体という一面を持っています


つまり、自分たちがどんなに世界を良くしようと思っていても、投資家からは金融商品の一つとして見られています


金、貨幣、債権、不動産、デリバリ、その他の金融商品と一緒なんですね


つまり、ステークホルダーは、社員、お客さんだけじゃなくて、投資家も気にしないといけないし、発行体だと意識しないといけないんです


これをエンタメの世界に持っていくと、スポーツ選手もエンタメの一つなんですねー


当たり前ですが


こう思うと、馬鹿正直にサッカーだけやってれば良いって訳じゃないんですね


競合はゲーム、音楽、アート、文化、全てのエンタメとバッティングするんですね


ということは、サッカーをやる前に、なぜ選手紹介をもっと丁寧にやらないのか(誰がプレーするのか分からないのに、感情移入できないですよね)


サッカーの試合後に、なぜ握手会やサイン会、ユニフォームのプレゼントをやらないのか(アイドルだってやりますよ、今時)


自分たちはエンタメの一種である、ファンに食べさせて貰っていると思えば、なんだって出来ますよね


地元愛、お祭り、その中心にホームスタジアム 


これが一つの鉄板


でも、今のビジネスモデルに限界が来ています


浦和レッズの例ですが、2000年前半は5万人平均で入ってきたのに、スタジアム見に来る人は年々減少傾向です

図2


僕がこの手のエンタメでいつも思うのは


・解説が面白くない
(プロレスや競馬や野球のように実況中継が洗練されてない)
・スポンサーに頼りすぎ(不況が訪れると崩れ去る)
・スタジアムのチケット販売収益に頼りすぎ
(スタジアムに来た人しか収益モデルにない、または放映料)
・グッズのIP管理が良い加減
(カープのように勝手に作らせて儲かったら課金するモデルにすれば良い)


何にしても、お祭りの提供をするのがスタジアムだけに拘るのは勿体無いですし、そもそもその裏返しが、ビジネスチャンスかなと


音楽業界で、テレビの出演料とライブ収益だけでやってる人いますか?


CD売ってますよね、毎日聞けるコンテンツがあるんです


チケット収益が4000円弱で、年間ホームは17試合とかですから、月の課金が1万円くらいじゃないですかね


「本拠地から30km圏内の人口は100万人いないとサッカーチーム維持できない」と言われているみたいです
https://news.yahoo.co.jp/byline/nakaharakeisuke/20190727-00135382/


100万人で5万人が毎月1万円使ってくれると、5万人×1万円×6ヶ月=売上30億円


そうかも知れませんね


でも、月に1万円しか使わせて無いというのは、地方でエンタメが少ないと言っているのに、地上波で流さないサッカーが、マスのマーケティングをやっているイメージです


可処分所得、可処分時間の奪い合いのエンタメ業界で、マスの戦いをしているのはおかしい


逆に、月10万円使わせないと


今時、ペットに月10万円は余裕で使いますよ


さらに、サッカーが勿体無いと思うのは、毎日関われない(週に2回程度、逆に年の半分は試合が無い)


つまり、月に10万円使うファンが5,000人、これで年間30億円
(選手が握手してくれたり、サインを描いてくれたり、誕生日に自宅に来てくれたり、ビデオメッセージをくれたり、一緒にトレーニングしてくれたり、食事を一緒にしてくれたりしたら、月に10万円は払いますよね)


月に1000円使うファンが10万人で6億円
(もしサッカーゲームでその選手だけで試合が組めて遊べたり、特別面白い実況中継が見れたり、
高校サッカーのあの曲みたいなものがあって、毎日テンション上がる曲が聞けたら月に1000円は払いますよね、ゲームだって月に1000円は余裕で使いますよ)


これだけで売上が30億円から66億円になりました


これにスポンサー費は入ってません


スタジアムは必要です、サッカーしないといけないので


でも、スタジアム以外でもやれることは幾らでもあります


やっと今日の言いたいことに近づいて来ました


今日(1/4)の日経新聞の記事です

本日の新聞


コロナで集まれない、会社と一緒です


その中でどうやってファンをエンゲージメントするか、スタジアムに行かなくても出来ることは幾らでもあります


先日、大納会をやりましたね


夏のイベントよりは僕のイメージ盛り上がりにかけました


理由は、皆んなが出る番組が少なかったから(カラオケ理論と言ってますが、みんなが参加しないと面白く無いですよね、コンテンツって)


こっから急激に雑になりますが、セカンドライフがやっぱり根強いですね


サッカーもゲーム実況のミラティブみたいに、突っ込みながら見たいよね


今日は会社で恒例の初詣に行って、疲れちゃいました、w


スポーツはシフトにとって必要ですかね??


あとは皆さんに妄想を期待します



丹下

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