お風呂から出られない
ことが年に3,4回ある。何かのトラブルではなく、自分のせいで。別に健康法とか苦行ではない。大概は頭の調子が良くないときに起こる。冷めきった湯船で、携帯や本を持ったまま、眠気をこらえ、時々体勢を変えながら、寝たい、寒い、今何時だ、トイレいきたい、もういいかげん出なきゃ…と考え始めて3時間経過、となる。
他の症状としては、眠れない、起きられない、Twitterを更新し続ける、小腹がしょっちゅう減る、些細なことで苛立つ、何もない空間からどうしても目が逸らせない、通販サイトで延々悩む、うっかり余計なものを買う、などから、ランダム2〜5個ほどがあたる。体調のことで言えば眠れないのもダメージが大きいが、お風呂から出られない場合、風邪をひく危険もあり、さらに携帯から余計なものを注文するリスクもあるのでたちが悪い。
問題は、冷めたお湯も慣れるとそこまで寒くないこと。水から茹でられるカエルの逆だ。ちょっと動くと体温に馴染んでいない部分がものすごく冷たいのがわかっているから、一層出られない。いっそ、と風呂栓を抜いたこともあるが、空の浴槽で震えるだけだった。追い炊きは水が循環するので温まるまでが辛すぎる。早めにボタン押しとけばよかったのに。
現状、頭の調子が心配なときはシャワーで済ます、が解決策なのだが、何分ランダムの症状なので読みきれないときもある。結果として午前2時の今、立ちあがる気力を全身からかき集めている。