高いビルの階段が怖い
高いビルの階段が怖い。特に非常階段。
15階以上あるビルの、避難時以外、一番下まで降りることのない、一階まで降りるにはながーくかかる階段。
外の景色と比べて、現実感が強く、下を見ると人が落ちる隙間なんかない空間なのに吸い込まれるような螺旋。
スマホを落とそうものなら、風もないので一階まで一直線……にいくかは謎だけれど、もし地面に激突したら砕け散り、二度と機能しなくなること請け合いだ。
なぜかそんなに怖い非常階段の隙間を、つい「こえええええ」と思いながら覗いてしまう。ちょっと足が竦むのに、降りながら何度か覗いてしまう。なんなら少しだけ、靴の先を柵の下からはみ出したり。怖いからすぐ引っ込めるのだけれど。
スカイツリーに登ったとき、窓の近くまで行く感覚に近いので、どうやら気軽にスカイツリーを味わっているのかもしれない。ただし、澄み切った青空と遠くに見える富士山は再現できてはいない。
若干の高所恐怖症なのかしら。富士急ハイランドのええじゃないかや、東京ドームシティのサンダードルフィンは全然楽しめるので、なにか条件があるのかもしれない。