福沢諭吉に触れる
学問のすすめ現代語訳読み終わった。
NHKの「偉人の年収 How much」で取り上げられていた福沢諭吉。最近歴史を学ぶのが楽しくなっているので、その一環で読んでみたくなった。
現代っぽく書き換えられてるとはいえ、明治時代の人間とは思えない鋭さがあって面白かった。今では普通の考え方も多い内容だけれど、恐らくこの時代ではかなり先進的な話だったと思う。
西洋全部肯定、ってわけでもなかったり、この時点で男女の不公平を語ったり、国民が主権であることの主張があったりで驚かされた。
ただ、他国に舐められたらやり返す、みたいな言葉があったり、頑張らなければならない、というような語調だったりで、「昔の人が書いたものだ」という認識を忘れないようにしないと衝撃受ける内容もあったり。
各章短く、分かりやすくまとめられていて、身構えてた割には楽に読めた。
学問のすすめというタイトルだけれども、「学問だけではなく、学んだことを生かすこと、考え方と行動を合わせること」のような、生きること全体を書き記した本だった。これはまさしくビジネス書。
触れてよかったと思う。また別の偉人の作品も読んでみたい。