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「初心者向けnote勉強会」で気付いた、これまでnoteが続けられなかった理由

初心者ではないけど、「初心者向けnote勉強会」(2021年4月21日開催)に参加しました。
なぜ初心者ではないかといえば、実はnoteのアカウント自体は2017年に開設しているからです。そして3年間放置し続け、ちょうど一年前ほど前のゴールデンウィークの時、「新しいことに挑戦してみるか!」と思って、初めての記事を投稿しました。それから2カ月くらい続けたと思います。記事本数は6〜7本くらいでした。

が、その後突然noteの更新を放棄。今年に入り、それまでアップした記事を全部削除し、また放置。だから本当の意味での初心者ではなく、単に「続けられない人」なんです。

続けられないのに、アカウントだけは残してあるから、noteから来るメルマガ【今週のおすすめnote】がつらい。なのでいつも中身は見ず、問答無用で削除していたのですが、異変が起きたのは4月20日のことでした。この記事では、勉強会前日の4月20日から振り返り、なぜ「初心者向けnote勉強会」に参加しようと思ったのか、勉強会に参加してどのような心情・行動の変化が起きたのかを書いていこうと思います。

その日、うっかりメルマガを読んでしまったワケ

noteアカウントを放置しているユーザーにとって、毎週noteから配信されるメルマガは実につらいものがあります。メルマガが来るたびに「あなたは続けてないけどね」と、わざわざダメ押しされているような気がするからです。

それに比べて、おすすめnoteで紹介されている記事や作品のクリエイターさんは、創作意欲があって、人気コンテンツを作れるスキルもあって、「キラキラしている人」という印象がありました。自分は何のコンテンツも更新していないので、当然ですが、その仲間に入れません。あとで出てきますが、こういう「承認欲求の強さ」「プライドの高さ」「完璧じゃなかったら全部ゼロにする(逆上型)」という3つが、何か書いてみたいなと思う気持ち/行動を阻害していました。

そんな私を変えたきっかけが、4月20日に配信されたメルマガでした。その日のメルマガのタイトルをそのまま抜粋します。

【今週のおすすめnote】無人の物々交換所で交換されたもの | 病院でやっているアルコール手指消毒 | 中嶋常幸さんに記者生命を救われた など

その時ふと、無人の物々交換所って何だろう、記者生命を救われた話ってどういうことだろう、と思ったんです(タイトルって大事)。で、いつもなら読まずに削除するメルマガを開いてみました。

そのメルマガの最後に、「おすすめの配信イベント」ということで、note初心者向け勉強会の案内がありました。おすすめnote記事を見て自分のなかで再びnoteへの興味関心が高まっていたのか、「参加してみるか!」と、うっかりクリックしてしまったんです。

案内には、「読まれる記事の特徴」や「何を書けばいいか迷っている方におすすめ」とあり、それも参加を決めた大きな理由でした。なぜなら、まさにそれを知りたいと思っていたからです! アカウントを開設した日からずっと。

そもそも、なぜnoteを放置し続けたのか?

正確に言うと、「放置→ちょっとやってみた→放置→全記事削除からの放置」ですが、このプロセスを見てお分かりの通り、私は直情・逆上型の人間です。以前から自分でもうすうす気付いていたのですが、「承認欲求が強い」「プライドが高い」という根本的な性格の問題があり、そこから「完璧じゃないと恥ずかしい」という思いが強まり、これがnoteに向かわせる意欲を削いでいたのでした。ちょっとやってみて、思うような結果が得られなかったから、逆上して止めてしまったんです。

しかも承認欲求が強い割に、「こういう記事を書いたよ」と告知したり、「こういうことがやりたい」とオープンにできないから、当然誰にも読まれないし、気付いてももらえない。それでいて無駄にトシを取り、プライドだけは高いから、思うような結果が得られないと傷付く。「誰も俺を理解してくれない!」と叫びたくても、それが許されるのは10代までなんですよね。

でも、そんな自分を変えたいと常々思っていました。だから「初心者向け」というのはとてもありがたく、noteについて知らなかったことを学んだり、創作意欲を保つヒントが聞いたりできればいいなと思って、参加を決めました。

初心者向けnote勉強会で肩の力が抜けた!

というと、いかにも謙虚に勉強会に参加したように見えますが、やたらプライドだけは高いので「どうせ役には立たないと思うけど、1つくらいは何か気付きがあれば御の字」という、実に斜に構えた気持ちでZoomを開きました。

実は私、noteが使う「クリエイター」という言葉にも違和感があり、「プロでもなく、好き勝手に何か書いたり描いたりしているだけじゃないか」と思っていたんです。ところがnoteディレクターの小島さんが、「洗濯をしながら鼻歌を歌ったり、いつもの料理の仕方を変えてみたり、日常から一歩踏み出して、生活を楽しくする工夫をする。そういう人のことをnoteでは『クリエイター』と呼んでいます」と話された時、アホらしいくらい張っていた肩肘の力がストンと抜けた気がしました。そっか、何でもいいんだ、と。

実はこの時です。「私ってプライドや承認欲求だけが高く、視野が狭かったんだな」とつくづく感じたのは。

勉強会では、参加者にまずやってほしいこととして、
(1)ほかのクリエイターの記事を読んでみましょう
(2)アカウントを設定してみましょう
(3)自己紹介記事を書いてみましょう
(4)記事を書いてみましょう
の4つの行動が挙げられました。これ、のちにメールでいただいた資料だと「はじめにやってみてほしいこと」というタイトルが付いていますが、勉強会の場では「noteをたのしむためにやってほしい4つのこと」と紹介されていたんです。これまで私、この「たのしむ」という視点がありませんでした。むしろ、見えない敵(←誰)に対して挑みかかるというか。

紹介されたクリエイターさんの記事を見ながら思い出したのが、「そもそもなぜ私はnoteを始めようと思ったのか」ということでした。

初心を思い出したら、書きたい気持ちが出てきた!

私が4年前になぜnoteのアカウントを開設したかと言えば、仕事とは違う場で、日々の生活で感じたこと、学んだこと、感動したこと、いろんなことを書き出せる場があるといいな、たのしいだろうな、と思ったからです。

私の仕事はフリーのライターで、普段はビジネス領域のITソリューション解説記事やデジタルマーケティングに関する取材・執筆を生業にしています。固い内容の記事が多いので、その反動というか、「生活や日常のあれこれ」を見つめて書いてみたいと思っていたのでした。

でも実際にnoteを書いてみると、仕事とは異なり、なかなかイメージ通りに書けないことに苦しみました。書けないだけじゃなく、何かうまくいかないと、すぐに放棄してしまう。一例を挙げると、記事のトップ画像の加工が上手くいかないだけで、途端に気持ちが萎んでしまうのです。フォトギャラリーやCanvaで画像の使用・加工ができることも、今回初めて知りました。

もともとは「たのしみたいな」と思ったからアカウントを開設したのに、いつの間にかその気持ちが消えて、なぜか「完璧でなくては!」「スキを集めなくては!」に変化してしまったんですよね。noteでは、PVを競うランキングを意図して設けていないというのに。

「自分にとっては当たり前のことでも、他の人が面白いと思ってくれることもあります。だから気付きをどんどん書いてみましょう」(小島さん)という言葉を聞いて、「そうそう、もともとは気付きや感動を蓄積していきたいと考えていたんだった!」と思い出したのでした。

勉強会に参加して得た心身の変化

勉強会に参加したことで、noteを始めようと思った動機や心情を思い出し、「完璧でなくては」「大勢の人に面白いと思ってもらわなくては」という謎の呪縛が、なぜかするする解けました。この記事も、「うっかりだけれど、勉強会への参加申し込みをして良かったなー」と思い出しながら書いています。「たのしんで記事を書く」という心身の変化に、自分でもびっくりです。

そして、創作意欲という大仰なものではないけれど、ここしばらくの日常生活で得た気付きや発見、面白いと思ったこと、たのしんだことを、もう一度当時の感動を思い出し、自分のペースで記事を書いていきたいな、とつくづく思っています。たとえば、この半年で10キロ痩せたこと、そうしたら俄然片付けがしたくなり、40年間眠っていたピアノを引き取ってもらったこと、ピアノの引き取りでわかった「プロフェッショナルの条件」など。考えるだけでたのしくなってきます。自分にもコンテンツがあったんだ! みたいな。

さて、唐突ですがまとめです。特にnoteアカウントを開設したけれど放置している方、でも何か創作したい方に。

noteからのメルマガは捨てないで! 時々は中身を読んでみると、何か引っかかることが見つかるかも。
noteの中の人の話を聞いてみると、実は知らない機能とかもあったりする。記事の更新・制作の阻害要因がなくなるかも。
プライドの高くて書けない方こそ、一度勉強会に参加してみてはいかがでしょう。いろんな注目記事の紹介もあって、かなりたのしめるし、気付きもあり、noteへの向き合い方が変化します。

私もこれから、ゆるゆるとたのしみながら記事を更新していきたいと思います。また放置状態にならないことを祈りつつ!

(※title画像はAdobe Stockよりライセンス取得済)

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