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時計修理事例「時計の中がくもってきた!?」

どうも時計師のmichiです!

僕は普段、時計修理業をなりわいとしていまして時計師と名乗らせてもらってます!
[一体どんなヤツ?僕の自己紹介記事はこちら

そうしているとありがたいことにたくさん時計のコトに関して質問をいただけるんですね。

本日は僕が以前行った修理をもとに「こんな事例には○○○な事が起こっていますよ」ということをご紹介してみたいと思います。

これから時計修理を検討している方の参考になれば幸いです!

それではどうぞ!


時計の中がくもってる!?

これは割とある事例ですね。

まずは画像を見ていただきましょう!

中がくもっていて見づらい…

このように時計のガラスに結露のようなくもりが発生してしまう場合があります。

考えられる要因は「防水機能の低下」。

そもそも現代の時計の防水機能をご存知でしょうか?

現代の時計の多くは”生活防水”と呼ばれる機能を持っています。

生活防水とは

日常生活用防水(生活防水)2〜3気圧

日常生活における使用シーンを想定した防水。「汗」や「小雨」、「洗顔や手洗いの際にかかる水しぶき」などに耐えられる性能。

裏蓋等に"WATER RESISTANT"を示す表記があると日常生活防水の証。また時計によっては、単位を”bar”、“ATM”、“m”として防水性能を示しているブランドもあります。

へ〜、生活防水があれば安心か!

と思ったら要注意、意外と食器洗いとかでやられちゃいます、、、(笑)

防水とはいえ以下のコトに気をつけていただければと思います。

✔︎少しの水だったら付着しても平気だけども水分がかかったまま放置するとゆっくりと内部に染み込んでいく恐れが。きちんと拭き取りましょう!

✔︎高性能防水であっても濡れた状態でのリューズ操作はもってのほか。一発で水入ります!!

防水性能を過信してはいけません。。

今回の症状で言うと使用にともなって、パッキンの劣化が進み内部に水分が入りやすくなったことが考えられます!

それではこういった症状にはどんな修理が行われるのでしょうか?

修理内容

■パッキン交換
■外装部分の洗浄(ケースとブレスレット)
■電池交換

分けるとこんな感じです

■パッキン交換
幸い防水性能自体は生きていたので裏蓋部分にかませてあるパッキンの交だけで済みました!

■洗浄作業
外装パーツといって上記の写真のようにケース、裏蓋、リューズ、ブレスレットに分けて洗浄作業を行います。ガラスのくもりは洗って→拭き取り→乾燥にて、きれいに取れました!

■内部点検
洗浄を行うにあたって時計の中身(:ムーブメントといいます!)を取り出しました。今回は電池残量は残っておりましたが点検も含めて、せっかくムーブメントを取り出したので電池交換も合わせおこないました!

こちらが修理完了後の写真↓です。

くもりもすっきり!

お客様の声

30代 男性 配送での修理
「近くの時計屋に持って行くと見積もりまで一週間かかると言われ、頂き物の想い入れのある時計だった為、すぐに修理に出せるところを探してました。

こちらを紹介され、遠方だったにも関わらず見積もり・時計発送から手元に戻ってくるまで3週間かからなくて驚きでした!」

今回のパターンですと、ご依頼主様が症状にいち早く気づき修理までの期間がとても早かったので内部にはほとんどダメージの無い状態でした!

内部に水分が混入してしまった場合、放置はキケンです。

先ほどの通り、時計は気密性が高いため侵入した水分は逃げ場を失い、ゆっくりと気化していきます。

その間にガラスをくもらせたり、文字盤を腐食させたり、、
最悪の場合、歯車などの内部パーツを腐らせてしまうことになります…!

「あれ?なんかおかしいかも・・・」と

腕時計にて気になったことがあればお気軽にご相談ください!

簡単なお見積りは無料で行わせていただきます!!

修理・ご相談はこちら

*お問い合わせ相談フォーム作りました↓↓↓
こちらにて必要事項を埋めて[送信]を押してください!
2−3営業日内にメールにてご返信させていただきます^^

また下記サイト↓↓↓では電池交換を受付ております!
「他の修理はいらないから、電池交換だけお願いしたい。」
そんなシンプルなご要望にお応えしました!

ここまでお読みいただきありがとうございました。
それでは皆様の快適な時計ライフを願って。

時計師michi

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