指導医とあるの診断学
本診断学の特徴は、内科のサブスペシャリティを有するか否かに関係なく、幅広い総合診療医向けに設計されている点です。筆者は麻酔科の専門医であり、内科認定医でもあります。これは、内科医として特定の専門分野を持たないことを意味しますが、それが診断学を考察し、研修医に指導する際のデメリットにはなりません。むしろ、これは研修医にとっても利点です。
その理由の一つとして、診断が偏らないという点が挙げられます。専門領域を持つ総合内科医は、時に自分の専門分野に偏った診断をしがちです。しかし、麻酔科医が総合内科で診る場合、そのような専門的なバイアスにとらわれることなく診断を行うことができます。
さらに、麻酔科医が総合内科に携わることで、次の利点があります。第一に、急変対応に強いこと。第二に、周術期管理を見据えた外科へのコンサルトが適切に行えることです。
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