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雇われずに働くのって本当に自由?
「働く=就職」という考え方が変化してきて、雇われないフリーランスという働き方が増えてきました。出勤も満員電車での移動も必要ない自由な働き方にあこがれる人も多いでしょう。
僕は大学在学中に開業し、そのまま就職することなく9年間フリーランスとして働いてきました。で、そんな生活をしてきて常々感じているのが「フリーランスって別に自由じゃないよね」ってこと。むしろフリーランスという働き方の方が、不自由が多いです。
今回のnoteでは、フリーランスを続けてきて気づいた「自由に働くことの意味」をシェアしたいと思います。
雇われない事と雇われる事
「フリーランスって実は不自由じゃない?」と僕が感じる一番の理由は、フリーランスは働き方を自分の裁量で決めないといけないということ。つまり働く量も休みも自分が決められるということ。一見すると最高に自由な働き方ですが、つまり自分の働き方の全てに責任を持たないといけないということです。
どういうことか?それはお金を得るまでのプロセスを考えてみるとわかりやすいです。会社が売り上げを出すまでの流れを簡単に表すと以下のようになります。
【売上があがるまで】
①企画立案→②コスト算出→③商品開発→④プロモーション・広告→⑤営業→⑥受注→⑦生産→⑧発送→売上
例えば営業職のサラリーマンであればプロセスの中の⑤だけを担えばOK。商品を売ることさえできれば、働きに見合ったお給料を受け取ることができます。
ですがフリーランスの働き方は①〜⑧までのプロセスを全て自分でやらないといけません。どんな商品が売れるかマーケティングをし、顧客を集めるための集客に頭を悩ませ、営業活動に汗を流し、それでも売上が上がるかわからないのがフリーランスです。
雇われないって実は自由でもなんでもなく、会社が仕組み化して効率化してきたことを全て自己責任でやらないといけない、最高に不自由な働き方だったりします。
自由と不自由のバランスを取る事が大事
自由な働き方をしたいなら不自由な面とのバランスを取るのが大切。
フリーランスは会社が効率化してやってくれていた全ての業務を自分でこなさないといけませんが、その不自由な面をクリアすれば時間や休みを全て自分で決められる最高に自由な働き方です。
また、例えば毎日10時間働いて休みも週1日あるかないかのサラリーマンでも、やりがいを感じ仕事終わりに飲む最高に美味しいビールを楽しめるなら、その働き方は自由じゃないでしょうか?
結局働き方が自由かどうかは不自由な部分とのトレードオフです。
自由な働き方を探すなら、その働き方の不自由な面に納得して働けるかが大切ですね。
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