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ライカメーターか?サニー16ルールか?
ライカM3には露出計が内蔵されていません。他にもM2やM4など露出計のないM型のために、かつて専用の露出計が販売されていました。
その名もライカメーター。電池不要のセレン式(MC)と電池式(MR)があります。私が持っているのは電池式のほうです。
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ただ、なければないで何とかなります。ネガフィルムはラティチュードが広いので、慣れれば露出計がなくても結構いけるものです。
サニー16ルールをご存じでしょうか? 快晴のときは絞りF16でシャッタースピードはISO分の1になるという法則です。つまりISO100のフィルムなら、快晴のときF16・1/100で撮ればほぼ適正露出になるということです(シャッターは近似値の1/125でも問題ありません)。
ちなみにやや雲のある晴れならF11、明るい曇りはF8、曇りはF5.6、暗い曇りはF4、雨はF2.8、夕方はF2という具合に暗くなるにしたがって絞りを開けていけばだいたい合うようになっています。
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とはいえ、やはり露出計が1台あると便利ではあります。
アクセサリーシューに装着するタイプの露出計は他のメーカーからいくつか出ていますが、ライカメーターの優れているところはシャッターダイヤルと連動することです。さすが専用機。
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精度もなかなかのものです。まあ針とゼブラ目盛りという超アナログ仕様なのでアバウトではありますが、ネガなら大きく外すことはまずありません。
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ぶっちゃけライカメーターがあればM6いらないんですよね。TTLといったって、リバーサルでもなければそこまでの精度は必要ないですし。
しかしライカメーターは製造終了から長い年月が経過しているため、完動品はほとんどありません。フリマサイトに動作品として出ているものもあまり期待はしないほうがいいと思います。
この機構をコピーした製品が出たらオールドライカユーザーにバカ売れすると思うんですけどね。フォクトレンダーさん、どうですか?(分母が少ないから商売にならないか・・・)