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これさえあればオールドカメラも怖くない
大雨でやることがないので、露出計のことでも書こうかと思います。
私が使っているのはこちら。
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発売時にライカ通信でセコニックの小特集が組まれたくらい、オールドライカユーザーに人気の露出計です。
このような単体露出計がひとつあれば、バルナックライカやM4以前のM型ライカなど露出計のないカメラでも撮影を楽しむことができます。
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先端の白い部分は入射光・反射光の切替レバー
使用方法はいたってシンプルです。測光したい被写体に向けて、サイドの測光ボタンを押します(入射光・反射光の説明は今回は割愛します)。
すると赤い針がぴょこんと動くので、ダイヤルを回して緑の針をそこに合わせます。
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それから表示板の数値を読み取ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1730522751-HuaqQblYIGMNKBOVo4jDhv6e.jpg?width=1200)
2列ある目盛りのうち、上側がシャッター速度で、下側が絞り値を表します。2つの数値が揃っている組み合わせが適正露出になります。
つまりこの場合なら、1/2000秒・F1.4から1/4秒・F32まで10通りの組み合わせがあるということです。
アナログ式が便利なのは、このように一目で複数の組み合わせの中から選択できる点です。
さらにこの露出計が素晴らしいのは、古いライカなどで採用されている大陸系列にも対応しているところです。
![](https://assets.st-note.com/img/1730524223-nuJ9VXh6mpDcO1QeWfNdBzHs.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1730526236-bs2GgfEQ4zSIxh1NZeKJvF5k.jpg?width=1200)
古いドイツ製のカメラやレンズでは、現在の倍数系列と異なる大陸系列を採用しています。
ツインメイトL-208では、シャッター速度目盛りの黒丸(●)と、絞り値の数字の間にある細い線でこれに対応しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1730524570-Vv7l5jZEiYkTg6t04dpIxfzm.jpg?width=1200)
絞り値のほうも、数字の間にある細い線が3.5や4.5といった大陸系列に対応しています。
こういった細かいところの使い勝手がよいので、オールドライカユーザーにこのツインメイトL-208の愛用者が多いようです。
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