ミノルタCLEで広角レンズを使う!
先日投稿したミノルタCLEに関する追記です。
このカメラを購入した主な目的は上の記事でも書いたようにズミクロン40mmを使うためですが、それ以外にもうひとつ使いたいレンズがありました。
それがフォクトレンダー・スナップショットスコパー25mmです。
ゾーンフォーカス式でスナップに最適なレンズです。非球面レンズ不採用の空気感のある描写が魅力で、モノクロフィルムとの相性もバッチリ。
ライカIIIfやM3に付けていましたが、その場合外付けファインダーが必要です。実は私は外付けファインダーがあまり好きではありません。着脱が面倒だし、とっさに間違えて本体のファインダーを覗いてしまうことがあるからです。できればカメラ本体のファインダーでこのレンズが使えたらいいなあ、と思っていました。
そこでCLEです。購入前に実機を触れなかったのでネットで調べたところ、CLEのファインダーには28mmのブライトフレームがあり、その周辺にも若干視野が広がっています。これを利用すれば25mmが使えるのではないか?と考えました。
これはライカM3のファインダーが40mm相当の視野であることを利用して、ズミクロン40mmやノクトン40mmを使っていたことからの着想です。
レンジファインダーはあらかじめ決められたブライトフレームしか表示されないので、外付けファインダーなしでイレギュラーな焦点距離を使うにはちょっとした工夫が必要になります。
ではCLEのファインダー視野は何ミリレンズに相当するか?
こういう情報はネットには落ちていません。ChatGPTに訊くと、最初は「CLEのファインダー視野は28mmだ。それ以上は知らん!」という態度でしたが、さらに問い詰めると、「ぐっ・・・公表はされていないが、およそ25mmに相当する視野がある、かもしれない」という答えを出したので、おそらくいけるだろうという予想がありました(ChatGPTはたまに超適当なことを言うので、必ずしも当てになりません)。
CLEを購入後、ミラーレスカメラで比較したところ確かに25mm相当の視野があり、これで外付けファインダーなしに25mmを使える!と歓喜しました。
前回の記事にも書いたようにCLEのファインダーは実に優秀で、眺めているだけで28mmレンズがほしくなります。
しかしここで自重しないと、ボディを買う→レンズがほしくなる→レンズを買う→ボディがほしくなるという無限ループなので、手持ちのレンズが使えるのは経済的にもありがたいのです(これが使えなかったらエルマリート28mmを買っていたかもしれません)。