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ケントメア+ミクロファイン現像データ
イルフォードのモノクロフィルムであるケントメアと、FUJIFILMの現像液ミクロファインは公式な現像データがありません。
そこで今回は、備忘録を兼ねて私が行っている現像のデータを記録しておきます。
あくまで経験則に基づく処方です。カメラによって露出計の癖、また撮影者によっても好みのネガが異なるので、必要に応じてアレンジしてください。
経験的に、モノクロ現像は「かなりアバウトでも大丈夫」と考えているので、そのアバウトの範囲を「~」または「±」で記しています。
私もいろいろ試行錯誤中ですので、レシピを変えてうまくいった場合は随時変更を加えていきます。
Kentmere 100 (ISO100)
①現像
【現像液】ミクロファイン
【希釈率】1:1
【温度】22℃(±1℃)
【時間】11分半(±30秒)
最初の1分間は連続攪拌、その後1分毎に5秒攪拌
②停止
1分間流水
(個人的に酢酸の臭いが苦手なので使わないが、できれば使用すること)
③定着
【定着液】スーパーフィックス-L
【希釈率】原液1:水2
【時間】5~10分(薬液の疲労度によって延長する)
最初の1分間は連続攪拌、その後適宜攪拌
④水洗
流水15~30分
必要に応じてドライウェル浸漬30秒
Kentmere 400 (ISO400)
①現像
【現像液】ミクロファイン
【希釈率】1:1
【温度】24℃(±1℃)
【時間】12分半(±30秒)
最初の1分間は連続攪拌、その後1分毎に5秒攪拌
②停止
1分間流水
(個人的に酢酸の臭いが苦手なので使わないが、できれば使用すること)
③定着
【定着液】スーパーフィックス-L
【希釈率】原液1:水2
【時間】5~10分(薬液の疲労度によって延長する)
最初の1分間は連続攪拌、その後適宜攪拌
④水洗
流水15~30分
必要に応じてドライウェル浸漬30秒
※修正履歴
2024.12.17 若干修正
2025.1.21 Kentmere 400の現像温度・時間を修正