自分の名前で生きていく
自分の名前で生きていく為のキャリアデザイン講座~自分の軸をつくる編~
というタイトルで講座を行いました。
”自分らしく”と言われても、自分らしさって何だろう??とのっけから迷子になって話が進まないことがよくあります。
でもやっぱり”自分”って大切。そんな自分の軸を探す講座です。
受講者は就労移行支援事業所で就活に向けて”ととのえて”いる利用者の皆様。リアルとオンラインのハイブリッドで140名を超える方々にご受講頂きました。
時代で変わるキャリアの意味
”キャリア”って時代によって指し示す意味が変化しているのです。
始まりは、産業革命のころ。
蒸気の力でたくさんのモノを一気に運ぶことが出来たり、工場で効率よく生産力を高めるため、分業になり、適材適所に配置するために能力の適正を見るようなことも始まったのはこの頃だという説も。
そして、昭和・平成・令和…へと変わる時代、それぞれでキャリアの概念が変化してきたのです。講座では、各時代のキャリアの概念にも触れて、私たちの感覚が結構”昭和”な概念にとらわれているというか…求めるもの、良しとされていることが、今の企業の感覚とズレてきていることをお話ししました。
キーワードは「型」
昭和は「型にはまる」
平成は「型を選ぶ」
令和は「型を作っていく」
「はたらき型」あえて「型」を使っています。
そう、「スタイル」なんです。
”勤め上げる”なんてことはもう奇跡なのかという時代。
自分で選べるなんて言われても、選択肢が多くても迷ってしまう。
いったい何が正解なのか…。
これからの時代の”悩み”ですね。
”自分の名前で生きていく為のキャリアデザイン講座”は、そんな令和の就活の悩み人寄り添った構成なんです。
花束を束ねるように…
”キャリアを積む”とかよく言いますね。
積み木のように重ねたり、階段を上っていくような図で示されることも。
人生を生きていく時、その時々で何かを”選ぶ”の繰り返しです。
何をするのか、何をしないのか…。
キャリアについても同様ではないかと思うのです。
シチロカソーシャルデザインが提案するキャリアは”積む”とか”描く”というよりは、その都度選び、束ねていくようなイメージ。
その時々で選ぶ色が違っていても、重ねていくと素敵になっていく…。
束ね方にコツがある
お花屋さんのワークショップで、スワッグやブーケをつくったことがあります。花束って、束ねていくときにコツがあるんです。
なんというか、チカラの入れ処とか向きとか…。それと同様に、人生の花束を束ねるときも、ちょっとしたコツでバランスや疲労感に違いがあるのです。そんなコツをお伝えするのも、この講座の特徴です。
受講者の皆様のお声
アンケート結果
まずは、理解度…つまり分かりやすかったかどうか…。
今後の就活に活かせるかどうか…。
受講者の皆さまの感想
アンケート結果って、ドキドキワクワクしながら見ているのですが…
今回も素敵なお声を頂きましたので、ご紹介させてください。
※一部抜粋
資料がとても見やすく講座の内容が頭に入ってきやすかった。
自分自身将来どうしたいか、どうなりたいかというハッキリとしたビジョンがないので、それを明確にする良いきっかけになってとても良い勉強になりました。
まずは自分の感情を意識してみることをしていきたいと思った
蓋をしていた自分軸に向き合おうと思えました。
なかなか就活の指針が決められず迷っていましたが、この講座で、光がみえてきました。
自分の好きを見直すいい機会になった。好きと言う原動力を最大に発揮できる環境を探そうと思えた。条件について妥協気味に考えていたが、少しわがままになってみようと思う。
他にもたくさんの嬉しいお声を頂いています。
支援者の皆様のお声
今回の講座はリアル会場のほかにオンラインでつないで全部で7つの事業所の皆様にご参加いただきました。
各事業所の支援者の方からの感想です。
分かりやすさと参考度
支援者のお声です(※一部抜粋)
日頃の支援で大切にしていきたい部分を、言語化してもらえたように感じました。
働く意味や自分らしさとは何かを考えさせられる講座でした。大変勉強になりました。
情報もトレンドを捉え現利用者様にも伝わりやすいアプローチをしつつ、本質的なはたらくモチベーションやキャリアについては専門的な分野で納得感のある情報提供をいただき、支援者側としても非常に有意義な機会となりました。
そして現場の支援者だけでなく、管理者に皆様からの反響が大きかったと伺い、利用者の皆様だけでなく、みんなに刺さる講座となったのかも…と嬉しい気持ちもいただきました。
お名前の前にタイトルを付けなくてもいい社会
弊社は障がい者雇用にまつわるサービスを提供しております。
今回の講座も、発達障害の特性の方々にも伝わりやすい言葉や表現、ペースには心を配って行いました。
ある意味、”障害”という事で意識したのは、この伝えるための私サイドの工夫点です。
講座の内容には
”発達障害だから…”とか
”障害者としてどう生きていくか…”というタイトルをラベリングした展開は全くありません。
なぜなら、ポイントは障がいの有無に関係なく、誰にでも共通する”自分軸”だからです。
お名前の前にタイトルを付けることなく生きていける社会を目指していますので、ここは大切にしたいところです。
今回行ったセミナーは就活だけでなく、人生において”どう生きるのか”という在り方に触れる内容でした。
障がい枠だから…とか診断が~~だから…という事ではなく、”自分の名前”で生きていく為に大切な事をお伝えしたかった!!
そして、どうやら多くの方にその思いが届いたようです。
このような機会を頂けたこと、幸せです!感謝申し上げます。
シチロカソーシャルデザインは、障がい者雇用にまつわる企業のお困りごとに向き合う事業を行っております。
また、移行支援事業所の利用者の方向けのセミナー、支援者のメンターや、支援力向上のためのセミナーも企画しております。
ご興味がある方は、お気軽にお問合せ下さい。