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七條君の文章

「どうすれば七條さんのような文章が書けるようになりますか?」
 かつてとある方からこのような質問を受けた。
 あの瞬間、私は非常に驚いた。世の中には私のような文章を書きたいかたが存在するということに。
 というわけで、私のような文章を書くコツをここに今回ざっくりと記すことにする。
 まず私が意識しているのは無主語文、そう、無主語文を書くことだ。
 独学で国語学を学んだ七條、そして、日本語に主語は不要!! との答えに行き着き、主語を省略する文章、いわゆる無主語文を書くようになった。
 余談、私は大学時代、文学部ではなく社会学部に在籍していたため、言語学や国語学とは無縁の人生を歩んでいました。
 話を本筋に戻す。
 国語学のみならず近代文学作家も私に多大な影響を及ぼした。その近代文学作家の名前を挙げると、牧逸馬と蘭郁二郎の2名だ(私の大好きな近代文学作家が牧と蘭でもあります)。
 読点を多用するので、もしかしたら太宰治の文体の影響を受けていると思われているかもしれない、が、私は彼の作品をあまり読まない。
 これくらいですね。
 その他……連用中止法など……。もういいの、もういいのよ。
 くたびれました。後はリートンAIに任せます。
補足
 友人に「南条あやのような文章を書くよね。南条あやに寄せてるの?」と尋ねられたことがあります。
 お答えします。寄せていませんよ、全く寄せていませんよ、現場からは以上です。


 誰かと同じ文章、それを書くことは決してできません。文章にもその人の個性がにじみ出る、故に、私は私の文章しか書くことができない。私の影響を受けても、私の文章を真似ることはできても、私の文体を「理解」し「私」を理解しなければ、私の文章を書くことは決してできません。

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