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七月堂ZINE「AM 4:07」第2号刊行いたします/初売りは文学フリマ東京12/1

七月堂はこのたび、「詩」「エッセイ」「書店」をテーマにしたZINE、「AM 4:07」第2号を刊行いたします。2024年5月に創刊号を発刊いたしましたが、半年ぶりの刊行です。

初売り2024年12月1日に開催される文学フリマ東京39(七月堂ブースは【A19~20】)になる予定で準備を進めております。



〈内容紹介〉

【第2号ゲスト】
短歌|

 山川藍 / 大きくなって帰ってきました

詩|
 國松絵梨 / 抵抗する

エッセイ|〈テーマ:冬、AM 11:45〉
 町田康 / 寒い。
 梅﨑実奈/不思議な関係
 小笠原鳥類 / 鳥を、知らなかった

書店エッセイ|〈コンビニおでんよりも温めてほしいときに読みたい詩歌〉
 
旦悠輔(自由港書店)  
 井上奨之(云々者)
 樽本樹廣(百年・一日)
 樽井将太(百年・一日)
 

【連載】
詩|

 西尾勝彦 / 花束

エッセイ|
 Pippo(近現代詩紹介) / 通りぬける、移る、ひろがる
 西尾勝彦 / ひらやまさん 
 池上規公子(葉ね文庫) / 長い話 
 後藤聖子(七月堂) / わからなさを抱えて 
 城下康明(ひとやすみ書店) / 発光 

写真|カバー
 寺岡圭介(紙片)

発行人┆後藤聖子
編集長┆鈴木康太
組版・デザイン┆川島雄太郎
製本指導┆紙とゆびさき
印刷・製本・発行┊七月堂
発行日┆2024年12月1日
発売┆12月1日 
価格┆1,100円(税込)
発行部数┆500部
通算12号を不定期にて発行予定


zine『AM 4:07』vol.2


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前述しました通り、こちらzine『AM 4:07』は、「詩」と「エッセイ」と「書店」をテーマとしております。読者のみなさまの肩や心を解きほぐすような本づくりをしたいと思い、はじめました。

今号のテーマは「書店」


第2号のテーマを何にしようか、またどのような方に執筆のご依頼をしようか考えておりましたところ、真っ先に脳裏に浮かんだのは、とある書店員さんの後ろ姿でした。広いスペースを持つ詩歌の棚で、空いた棚に本をさしたり丁寧に整理している姿……紀伊國屋書店新宿本店文芸担当の梅﨑実奈さんです。
多くの書店で詩集の棚が減っていくなかで、梅﨑さんが担当される詩歌の棚はとても充実しております。私もそうですが関東に住む詩歌好きな読者にとっては、新宿の紀伊國屋書店といえば勝手に足が向かってしまうような場所。魅力は、ただただ蔵書数の多い本屋さん、という面だけではなく、そこに梅﨑さんの詩歌に対する得体の知れない「業」みたいなものがあるところではないかと……そう思い、ぜひご執筆いただきたいと至りました。

また、実は、七月堂社長の後藤が一番最初に営業をした場所が新宿本店様で、そのとき初めて梅﨑さんに会いドキドキしたと話しておりました。梅﨑さんとの熱い詩歌のお話のなかで、後藤は何度も救われたそうです。

「詩」と「短歌」の書き下ろし


vol.2の冒頭を飾っていただいたのは、國松絵梨さんによる書き下ろし詩です。國松絵梨さんは2021年弊社七月堂より『たましいの移動』を出版され、その年の中原中也賞(第27回)を受賞されています。
國松絵梨さんの詩は言葉にならない思いを掬いとって浄化したり刺激したりしてくれるようなところがあります。私自身とても好きな(また、梅﨑実奈さんもとても推している!思えば刊行時からずっと『たましいの移動』を平積みされている)國松さんの詩。今号に合わせて書き下ろしのものをしたためていただきました。
また続きまして歌人の山川藍さんによる短歌です。山川藍さんの短歌をとても好き!という梅﨑さんからご紹介を受け、私たちも読んでみたら(『歌集いらっしゃい』角川書店、2018年)、とてもおもしろい!と思いご依頼いたしました。どこか、あたたかい気配の感じられる作品。ぜひ、感じ取っていただけたらと思います。

「季節」と「時」縛りのエッセイ

また、今号のゲストに、作家の町田康さんと詩人の小笠原鳥類さんがいらっしゃいます。豪華……!と恐れおののきながら、創刊号に引き続きまして「季節」と「時」縛りのエッセイをご依頼いたしました。
町田康さんの小説を昔から読んでいて、その歯に衣着せぬ言い回しというかとてもかっこいいし切られたい(安直な言い回しですみません)し、鳥類さんの詩は、変身した自分が踊ったり呼吸しているようなとても楽しい詩です。そんなお二人が今回のテーマ〈冬、AM 11:45〉でどんなエッセイを書くか、とにやにやしながら待ち構えていました。なので、皆さんもにやにやしながらしばしお待ちくださいね。

早く行きたい、書店さんに。


今回の書店エッセイ(詩歌紹介)には神戸・自由港書店の旦悠輔さん、京都・云々者の井上奨之さん、吉祥寺・百年と一日の樽本樹廣さんと樽井将太さんにご執筆いただきました。
個人書店さんを巡っていると、みなそれぞれ個性的で、その店主さんやスタッフさんの性格がそのまま表れているような面白さがあります。まるで、本屋を巡らなくても本屋から私の方に歩いてやってくるような感じ。そんな気軽で人当たりの良い風のような4店舗のみなさんがどんな詩歌本を薦めてくれるのか、楽しみにお待ちくださいね。

連載も見ものです!

創刊号に引き続きまして、西尾勝彦さんの詩とエッセイ、Pippoさんの近現代詩紹介エッセイ、池上規公子さんと城下康明さんによるエッセイ、後藤によるエッセイの連載がございます。
西尾さんの微笑みかけてくれるような文章。Pippoさんの、心に訴えかけられるような、詩を読みたくなる文章。池上さんの温くて強い眼差し。城下さんのそっと問いかけてくれるような希望。早く皆さんの手元に届きますように。


ということで……

2024年12月1日に開催される文学フリマ東京39にて「AM 4:07」を初売りします!(七月堂ブースは【A19~20】
詳細はこちら!

https://bunfree.net/event/tokyo39/


七月堂ブースは【A19~20】


たくさんのご来場のみなさま、お待ちしております!
では、寒くなって参りましたが、お体に気をつけてお過ごしくださいね。

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