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親だって人間。悩んだり、落ち込んだときはこうしよう!
「子どもを育てる親として、子どもの見本となるようにいつも前向きな気持ちでいたい。」そう心がけながら日々を過ごしているお父さん・お母さんさんは多いことでしょう。
しかし、人生は山あり谷ありが常で、困難は必ずあるもの。そしてそれは予期せぬタイミングでやってくるものです。
親だってひとりの人間、気持ちが落ち込んだりすることももちろんありますよね。そんなとき、どうやって気持ちを立て直したらよいのでしょうか。
●考えるだけでなく行動し、乗り越える経験を重ねよう
なにかショックな出来事が起きたときに気分が落ち込むことは、ごく自然な生理的現象だと言えます。そんなときは、落ち込みっぱなしにするのではなく、「乗り越えた!」という経験を積むことが大切です。「落ち込んでいたけど、もう大丈夫だ」という実感があれば、その後、また落ち込んだときに、「大丈夫、抜け出せる!」という気持ちを持てるからです。
人間の脳は思っている以上にだまされやすいものです。無理やり口角を上げて笑顔をつくると、脳は「あれ? 楽しいのかな」と感じるようになります。ということは、落ち込んだときこそ好きな映画やスポーツなどで、楽しんでいる状態を「先につくってしまう」ことで、脳が「もう大丈夫みたいだな」と錯覚し、気持ちが楽になるのです。「苦しい」と悶々と悩み、頭だけで「この状態から抜け出そう」と考えていては乗り越えられません。
「人の役に立っている」と感じることも、落ち込んだときのメンタル改善には有効だと思います。普段よりも丁寧に家事をするとか、今やるべき仕事にすごく集中するとか、落ち込んでいる原因や解決法を考えるよりも大きなエネルギーで、目の前にあることに集中し、悩む隙を与えないようにするのです。
人の役に立ち、人が喜ぶ顔を想像すると、気持ちもふっと和らいでくるでしょう。とにかく頭のなかで考えるだけでなく、体を動かし、行動を積み重ねることです。
●悩んで解決しないものは、気持ちの切り替えを
人間関係の悩みの場合は、一人でクヨクヨ悩んでいても、なにも解決しません。変わらないのであれば、「悩むのをいったんやめて、考えるべきタイミングがきたら、しっかり考えよう」と区切りをつけます。過ぎてしまったことをいつまでも悩み、堂々巡りで考えることは時間の無駄と思って、気持ちを切り替えるのです。「今度会ったときに、こうしよう」という自分なりの方向性が決まったら、もう考えないようにするのです。
自分が考えることで解決するならとことん考え抜き、解決に向けて行動すればいいのです。ただ、自分だけではどうにもならない問題は、自分なりに考え尽くしたのであれば、「これでだめなら仕方がない」と開き直ることも必要だと思います。
状況を打破したいときは、身の回りの環境を変えると、強制的に気持ちを切り替えることができます。手軽なところでは「服を着替える」。スーツを着ると気持ちがシャキっとしたり、スポーツウェアを着ると体を動かそうという気持ちが湧いてきたりします。まず「形から入る」ことによって、気持ちを切り替えるわけです。もしくは、パソコンを持って喫茶店で仕事をするなど、「場所」を変えてみるのもいいかもしれません。
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悩むこと自体は悪いことではありませんが、「悩んでいる時間が有意義なもの」と思い込んでしまうのは、危険なことです。大切なのは悩む時間やタイミングをコントロールする技術です。精神論ではありません。人に迷惑をかけない形で、自分に適した方法を見つけられれば、だれでも気持ちの切り替えは上手にできるようになりますよ。