見出し画像

ポイントは2つ! 子どものやる気をアップさせるほめ上手な親を目指そう

子どもをほめることが大事だとわかっていても、「ダメなところばかりに目がいって、いいところがなかなか見つけられない」という親御さんは多いかもしれません。しかし、ほめるのが苦手という親御さんも、今回ご紹介する2つのポイントを意識すれば、ほめ上手になること間違いなし。

親がほめ上手になると、次はもっとやろう、自分ならできると、子どものやる気や自尊心が一気に高まりますよ。

●子どものやる気をアップさせるほめ方ポイントは2つ

人を喜ばせたいという欲求は人間誰しもが持っていますが、子どもにとって親の喜ぶ顔は何よりも心が満たされるごほうびです。「今まであまりほめてこなかったな」「ほめるのは苦手だな」と思う方は、次に挙げるほめポイントを見つけて、少しずつ言葉にする練習をしていきましょう

子どもが喜ぶほめ方のポイントは2つ
①線でほめる
②”自分から”をほめる

ひとつずつ見ていきましょう。

①線でほめる
子どもの心に響くのは、点ではなく線でほめられたときです。「縄跳びができるようになってすごいね」は今の時点、つまり点のほめ方。「1週間前は『できないからもうしたくない』って言ってたのに、20回も跳べるようになってすごいね。たくさん練習したんだね」は線を意識したほめ方です。

後者のようなほめられ方をすると、「お母さん、そんなところまで見てくれていたんだ」と親が自分のことをずっと見てくれているという愛情を感じることができます。また「たしかに、1週間前の自分はできなかったのに、できるようになったんだ」と自分の成長や努力を自覚する機会となります。

子どもの時間軸を意識して、少し前と比べたときの差を具体的にほめてあげましょう。

②”自分から”をほめる
2つ目のほめ方のポイントは子どもが自主的に行動したときの行為をほめること。親が頼んでいないのにみんなの靴を揃えた、帰ってきて「手を洗いなさい」と言わなくても、すぐに洗面台へ行き自分で手洗いした、いつもは脱いだら脱ぎっぱなしの靴下が洗濯機に入れてあった…など、親の口添えがなくとも子どもが自分から動いたときは、気づいた瞬間にすぐにほめてあげてください。

「頼んでないのに、みんなの分まで揃えてくれて気遣いに感動しちゃう」「言われなくても手が洗えてすごいね」「お母さん、靴下拾い集めて洗濯機に入れるの大変だったから助かるよ!」

あなたの自主的な行動でお母さんが助かるというメッセージを受け取ると、子どもは自分の存在が認められたと感じます。自己肯定感がぐんぐん上がっていく瞬間です。

●ほめノートで子どもの小さな成長に気づく

なかなかほめることができない、という方は「ほめノート」をつくるのもおすすめ。毎日5つ、子どものここがすばらしかったという点をメモしていくのです。

はじめは5つでも多く感じてしまいますが、慣れると「朝、ひとりで起きておはようと言った」「食べ終わった食器を運んだ」「顔を洗う習慣がついてきた」など、日常の中にいくらでも子どもをほめるポイントが散りばめられていることに気がつけるようになります。

ほめることが増えたと感じたら、それは、今まで見過ごしてきた小さな成長にも目を向けられるようになったということ。毎日の中に感動が増え、親御さんのハッピー度もアップしているはずです。ほめることで、子どもも親御さんも双方が笑顔になれたら嬉しいですね。