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強制性交等罪に問われた滋賀医大男子学生が逆転無罪判決。大阪高検が上告。緊急アクション「#言葉つむぐデモ」も行われた!

 滋賀医科大学の男子学生2人が、女子学生に対する強制性交等罪に問われた裁判の控訴審で、大阪高裁(飯島健太郎裁判長)は12月18日、「同意の上で性交等に及んだ疑いを払拭できない」などとして無罪判決を言い渡した。26日、大阪高検は最高裁に上告した。控訴審判決に関して、ネット上では、オンラインでの署名活動を行ったり、街頭でのデモを行う動きが見られた。

一審・大津地裁では有罪

 一審の大津地裁では、2人の被告に有罪判決を下していた。A被告(27)には懲役5年、B被告(29)には懲役2年6ヶ月としていた。判決によると、2022年3月、大津市内の、元滋賀医科大生の男(27)と共謀して、女子学生に性的暴行を加え、携帯電話で動画撮影をした。

 一審で、両被告は「同意があった」と無罪を主張していた。しかし、24年1月の一審判決では、「何度も言葉で拒絶したのに聞き入れられず、絶望感から抵抗をあきらめた様子を具体的に述べている」として、女子学生の訴えを「信用できる」と判断。有罪としていた。

言葉をつむぐデモで掲げられていたプラカード(12月30日、撮影:渋井哲也)

控訴審では「同意があった疑いが拭いきれない」と無罪

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