50回以上したけれど、今回が痴漢の初犯----不同意性交等罪裁判の傍聴
3月18日。東京地裁。
この日のお目当ての学校関連裁判を傍聴したあと、別の裁判を傍聴した。
不同意性交等罪。
裁判長:香川徹也。
被告人:峯岸和広。
冒頭陳述
2023年9月22日午前7時27分から33分の間に、京成線の青砥駅から押上駅の間で、15歳の女性のおしりをさわり、同意がないのに、下着の中に手を入れ、性器を触った。
被告人は令和4年ごろからストレスを解消するため、週1回ほど、痴漢行為を繰り返してきた。犯行の日、駅で痴漢の対象を物色していた。その中でおとなしく、抵抗しなそうな、かつ、好みの女性を見つけた。乗車する際に、その女性の後ろにつき、被害者が予想しない中で、着衣の上からお尻を触った。その後、同意する意思を示すことが困難な中で、被告人は被害者の下着の中に手を入れて、女性器を触った。
痴漢行為を知った他の乗客が、被告人の手を掴んだ。しかし、被告人は手を振り払い、逃走した。その後、被告人は再び、青砥駅に戻って物色をしたが、犯行に至ることはなかった。
峯岸被告 罪状認否
間違いありません。
峯岸被告 供述調書
これまでに五十回以上は痴漢行為をした。
被害者の供述調書
犯罪に相応しい処罰を
被害者の母親の供述調書
娘は表面上、変わった様子もなく過ごしている。これは、心配かけないようにしているのかもしれない。性犯罪は被害者の家族も苦しむ。できるだけ長く刑務所に入っていてほしい。