「なんで邪魔するんだよ!」入念な死の計画をしていた少年。記者に通報され怒り 8月にネット心中にした少年の背景①
「相手と約束」があれば・・・
<一緒に死ねる人いませんか?連絡ください>
中国地方に住む高校生、義紀は2003年5月ごろから、複数の「自殺系サイト」の掲示板で、心中相手を呼びかけていた。その時に、切迫した「死」への願望があったわけではないという。以前から「死にたい」と思う気持ちはあったものの、「今すぐに」とまでは思っていなかった、とのことだ。しかし、「相手と約束」があれば、自殺ができるとも考えていた。
そのため、心中相手募集に、何度か応じたことがあった。しかし、返信が一度もなかった。
「もうその人は死んでしまったのかな?」
反応がないからといって、呼びかけ人が死んだかどうかはわからないが、応じるよりも、募集した方が効率がいいと考えた。