今日は幽霊の日!【ホラー映画を毎日観るナレーター】番外編
お世話になっております!
ホラー映画を毎日観るナレーター•俳優として活動しております渋谷裕輝(しぶやひろき)と申します。
普段、このnoteでは毎日その日に見たホラー映画の感想やら解説を書いておりますが、本日7月26日はなんと“幽霊の日”だそうです。
なもんで、せっかくなので『なぜ今日が幽霊の日なのか』を色々と調べてまとめてみたのでよかったらご覧になってください。
発祥としては1825年、江戸の中村座にて「東海道四谷怪談」(四代目鶴屋南北作)が初めて上演されたことに由来しており、今でもこの日には全国各地で怪談イベントやそれ系の展示会が実施されることが多いようです。
《ちなみに東海道四谷怪談とは》
元禄時代に起きた実際の事件を基に創作された日本の怪談で、江戸の雑司ヶ谷四谷町(現在の豊島区雑司が谷)が舞台となっているそうです。
『夫に裏切られ女性•お岩が幽霊となり、夫に復讐を果たす』
という、詳しい内容は知らないまで上記のような概要や、あの“お岩さん”と言えば多くの方がご存知かと思います。
詳しくはこちらから↓
歌舞伎にはじまり、落語、絵画、映画、ドラマ、舞台、小説、漫画と様々な媒体で作品化されておりますが、やはり実際にあった話をもとにしているだけあって不思議なことも起きています。
女優の高橋惠子さんは四谷怪談を題材にしたドラマ「魔性の夏」(1981年)に出演された際にお岩さんを演じられたそうです。
物語の中でお岩さんは愛する夫•伊右衛門に親を殺され、さらには毒を盛られたことで顔が腫れて焼け爛れたような状態になります。
そのシーンで高橋惠子さんが「私の顔がない。私の顔は誰?この顔は誰?」というセリフを発した際、お顔の焼け爛れたメイクをしている部分に激痛が走り、それは御本人曰く「千本の針で刺されているような痛み」だったそうです。
なんとかその日の撮影を終えた高橋さんは「お岩さんの苦しみや辛さを本当に分かっているのか?」と言われたような気がしたそうです。今一度お岩さんの無念さ、悲痛な思いを考えながら翌日の撮影に臨むと昨日のような痛みを感じることはなく、「やはりあの時自分に何かを訴えかけていたのはお岩さん本人だったのでは」と思ったそうです。
愛する夫に両親を殺され、毒を盛られ、醜悪な見た目に変えられたお岩さん。
幽霊となったお岩さんは有名ですが、生前の彼女がいかに心優しく素敵な女性だったかを知る人は少ないかもしれません。
せっかくの幽霊の日ですし、原作や映画を見て、お岩さんに対して理解を深めるのも良いかもしれませんね。
ご拝読ありがとうございました!
もしよかったらホームページも覗いてやってください。
渋谷裕輝 公式HP↓