【昭南日記(1/4)】日本人が大活躍、シンガポールプレミアリーグ
本日記はクランジ競馬場を偲んでの特別編。
10/5(土)にその長い歴史に幕を閉じるシンガポールのクランジ競馬場。
筆者は5/18に行われた星G3「シンガポールギニー」ならびに、星G1でかつては国際競走であった「クランジマイル」を観に行きましたので、その前後で行った場所も含めこちらに書き記します。
※旅行当時あっちこっち行ったり来たりしており、時系列ままで書くと話が発散しそうですので、ある程度行程は前後しつつ書き記します。
構成としては「サッカー」「ゲイラン」「クランジ競馬」「カジノ」の4部立てにするので、競馬以外興味ないという人は第3部まで飛ばすか実際に10/5の航空券とって自分で行ってこい。
シンガポールに着くと、向かう先はプール
5/17、関西国際空港からシンガポール航空でチャンギ空港まで飛ぶ。
3列シートの窓側にいたのですが、隣の2列にはフランス人の老夫婦が。
ひょんなことから話しかけられ、旅の行程を離しました。
👴「何しに行くの」
筆者「カジノと競馬しに行くねん」
👴「おっ、いいねぇ。俺もカジノ行くよ」
👵「え、そんなこと聞いてないけど!?」
3人「ワハハ」
空港に着くやいなや、MRTで今回宿泊予約したホテルのあるゲイラン地区に行き、荷物だけ預けて初日の目的であるサッカースタジアムへと向かいました。
その前にひとつ、大事な場所に寄ります。
ここはブックメーカーの発券施設。日本で言うところのWINSやボートピア、サテライトのようなもの。
シンガポールではココを介したスポーツベッティングが合法で、サッカーと競馬、F1などがこの日は開帳されていました。
(英国圏らしく、一番人気なのはLOTOやBINGOっぽいです)
ちなみに日本設定のままだとサイトは開けず、また公式アプリもシンガポールの設定にしないとインストールできないのでちょっと手間をかけながら公式アプリをインストール。
現地の住所と電話番号があればオンラインでも賭けられるそう。
ここでとりあえず、今日観る試合のベッティングを済ませてから試合会場へ直行。ここからは歩いて5分ほどです。
Jalan Besar Stadium
試合は、開始してまもなくタンピネス・ローヴァーズが圧倒的な攻撃力をもってしてゴールを奪うと、続けざまにセットプレーから2点目を奪取。
日本の総務省が管轄するテラ銭5割とかいう終わってる賭博とは違い、勝敗だけで賭けているので前半で2点リードは安全圏だと肩を撫でおろし、ハーフタイムと同時にスタジアムの外に出ました。
モヒート飲んだり軽食つまんでいると後半の始めに間に合わず遅れてしまいました。
そしてスタジアムに戻ってくるとスコアを見るとなんと2-2。
????????????????????????????????????????????
「よし勝ったな、風呂入ってくる」のテンプレそのまんまのように、一転して僕のお金がピンチに立たされる。
ここからは現地のサポーター以上に播州弁で熱い叱咤激励をしますが、状況は悪くなる一方でついにはゲイランFCの日本人FWがセットプレーから3点目を奪い逆転。
そして立て続けに4点目も取られ2-4。ローヴァーズのサポーターは怒りに狂いベンチを蹴る、ペットボトルを投げるなど独自の応援を披露します。
そんな応援が効いたのか、80分を超えたあたりでローヴァーズも1点取り返し3-4。そしてその勢いそのままにロスタイム手前に4-4と同点まで持ってきました。ちょっと両チーム守備ザルすぎんよー。
で、このときは気付かなかったんですがこの試合でゴールを決めたゲイランFCのFW土井智之選手はなんと姫路出身。
それどころかWikipediaで調べてみると、筆者が少年サッカーやっていた時に対戦したことがあり、彼が所属していたクラブにいた同級生に確認してみたところ本人で間違いないとのこと。
「まさかこんな異国の地で、かつて対戦した人がプロとして活躍しているとは・・・」と感傷的な気持ちにはなりましたが、ローヴァーズに賭けていた自分の播州弁での怒号が彼に聞こえていたのではないかと思うと少し申し訳ない気持ちになりました。
Jurong East Stadium
翌日、競馬終わりに直行したのはジュロン・イースト駅からすぐ近くにあるJurong East Stadium。
ここは日本のサッカークラブであるアルビレックス新潟の姉妹組織、アルビレックス新潟シンガポールが本拠地としているスタジアムです。
試合は早々にアルビレックス新潟シンガポールが1点を取りひとまずリード。
とりあえずは一安心も、もう2,3点取って安心させて欲しいなぁ〜と思っていたらまさかのアルビレックスのキーパーが1発レッドで退場。
お前らやってんだろ。
前半のはやいところで10vs11での試合をするハメになったアルビレックス。当然数的不利がたたりホウガン・ユナイテッドの組織的攻撃に対してひたすらラインを下げて守るしかありません。
追加点はもはや絶望的、それどこかいつ失点してもおかしくない状況でしたがなんとか前半を1-0で凌ぎ切りハーフタイムに。
後半が始まってからも守るシーンが多かったアルビレックスですが、交代で出たキーパーのスーパーセーブなどもあり、なんとか…本当になんとか1-0のまま試合が終了。
アルビレックスの今季初勝利をこの目で見届けました。
今年初のサッカー観戦がシンガポールという数奇なことにはなりましたが、Jリーグとはまた違う観戦文化を堪能できて非常に楽しかったです。
シーズンは5月から始まり、2月頃に終わるそうなのでもしシンガポールに行かれる方はサッカー観戦を検討されてはいかがでしょうか。
どこも基本的には駅チカにスタジアムがあり、何かのついでに寄るのに適していると思います。