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#エンジニアが採用に携わること

どうも。しぶあつです。

今回は私のTwitterから、「#エンジニアが採用に携わること」について思いの丈をアウトプットしてまいります。

よろしくどうぞ。
(お前はだれだ?という方はこちらをどうぞ。)

さて、巷ではエンジニアの需要が高まり、空前の売り手市場などと言われ、
これまで主流だった求人サイトや人材紹介サービスの利用以外にも採用手段としての「リファラル採用」や「アルムナイ」などの重要性が叫ばれています。

手段や手法はとても重要です。
しかしそれ以前に、これらの採用活動においては、
「エンジニアの採用にはエンジニアの協力が必要不可欠」
だと考えています。

採用イベントや人事界隈イベントで話を聞くと人事が一人で採用活動を奮闘していたり、エンジニアが自社の採用に関する情報を持っていないことが多くあるように感じます。
こういった会社の状況がエンジニアにとってイケてない求人を生み出してしまっていたり、面談時に求職者(エンジニア)が人事(非エンジニア)とだけ話して、応募や選考進むことを辞めてしまうなんてことが多々あるのではないかと考えるのです。

だからこそ、エンジニアの採用にはエンジニアが率先して関与していくべきだと私は考えます。

そうすれば、
・エンジニアにとってイケてない求人はなくなり
・開発環境を理解した上で、選考に進めるし
・面接の場が開発現場との相性を図る場にもなるのではないか
と。

でも実際、採用活動に関わるとなったら不安を覚えるエンジニアの方もいらっしゃるのではないかとも思うのです。

なので少しでも、以下のようなことがエンジニアで採用に携わっている方に届いてもらえると嬉しいのです。
採用活動怖くない。
求職者の方から、あなたの経験談は求められている。

エンジニアの方からすれば、採用活動に初めて関わるとか異次元の世界に飛び込む感覚でしょう。

そして不安を感じてしまい、
「もっと自分より適任がいるのでは?」
「人事の方が上手く話せるから興味ひけると思いますよ?」
となってしまう。
これは、「採用の場に出たら、採用しなければいけない」というプレッシャーがそうさせているのかな、と思っています。

採用に携わってもらうエンジニアの方には、「エンジニアの感覚で採用に携わってもらう」だけで充分な「採用活動」になります。

それに、やっぱり一緒に働くのは寂しいけれど人事ではないのです。
採用面接は「チーム開発を行うお互いの相性」を図る場です。
だから、言葉の上手い下手はさして大きな問題ではなく、会社でどのようなエンジニアがどのように働いているのかを伝えることが最重要です。
まずは勇気を出してチャレンジしてみてください。きっと大丈夫。

そして、実際に採用活動に携わってもらって、最初は緊張することもあると思いますが、自社の採用候補の方と接点持ってもらえると「楽しかった」と感じてもらえることもあるはずです。
こういう体験ができると、改善提案を積極的にしてみたくなったり、ATS(採用管理システム)に物申したくなったり、人事だけでは思いつかなかったような発想で採用活動に意見したくなる等、良いスパイラルが出てきます。

このように前向きに改善が行われている状態がとても好ましいことです。
人事としても大変うれしいことなのです。

だから現在採用活動に関わっている(もしくはこれから関わっていくことになっている)エンジニアの皆さんには、もっと自信を持って肩の力を抜いて採用活動を楽しんでほしいな、と思うのです。

エンジニアが採用に携わるっていいことだらけ!ハッピー!

(完)

……

…いやいや、そんな簡単にうまくいきませんよねw
それならどんな会社だって、エンジニアが採用活動するでしょう。

今度はエンジニア採用に携わっている、人事や経営の皆様に言いたい。
エンジニアとして入社した人が「採用活動」ってしたいのでしょうかね?

エンジニア採用に注力しようとする会社にこそ知ってほしい。
・エンジニアは採用活動をするために入社したわけじゃない。
・採用広報でエンジニアを出せばいいってもんじゃない。
・採用目標をエンジニアに課すとか意味が分からない。
・エンジニアに採用に関わってほしいならば、まず自分たちが理解を。
この点を理解していない会社がとても多いと思います。

「エンジニア採用?!よし、うちもエンジニアに採用がんばってもらおう!面接行ってらっしゃい!取材きたからなんか話して!」

そんな簡単なことじゃないのです。
例えば、
・採用の方針をエンジニアに開示しているのか?
・そもそも採用の議論からエンジニアが入れているのか?
・面接のやり方はどのように伝えることになってるの?
・その採用活動協力依頼は評価につながるの?その整備は?
・個人のプライバシーに対する配慮持ってる?
・採用で使う工数と開発で使う工数って考えてる?

下手したらここでのやりとりが理由で辞めちゃう人だっています。
エンジニア組織の強化で始めた採用活動によって、既存のメンバーがいなくなるとか意味が分からないですよね。

「ウチはルール整備してるから大丈夫だ」、ではなく常にルールも自分自身の理解もアップデートしていくべきです。
エンジニアに採用に携わってもらいたいと思うならば、どんな心境で採用に携わってもらえているのか知らなきゃ、聞くだけではなくて理解しなければならないとも思うのです。

特に今、各社喫緊の課題となるのが「リファラルが上手くいく環境作り」かと思います。やっぱり、「紹介したくなる弊社」でありたいものですよね。

今後もTwitterでは「#エンジニアが採用に携わること」のタグをつけて、エンジニアが採用に関わる時のあるあるや、人事視点からの気づきなどつぶやいて参ります。

それでは、本日はこのへんで。

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