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「世界1周ゼミ」に参加します!

株式会社TABIPPOが運営する「世界一周ゼミ」に参加し、本日1回目の講義がありました。20代~30代の若者が本気で世界一周について考える日本で唯一のゼミで、「仲間と歩む50日。世界一周と向き合い自分らしい旅のスタイルを見つける」全6回の50日のプログラムです。本日の1回目の内容は、はじめにチーム内で自己紹介、その後、TABIPPO代表の清水直哉さんの講義を受講しました。学んだことと備忘録を兼ねて、また今後、世界一周ゼミに参加してみたい人に向けて考えたことを書き残してみようと思います。


(1)世界1周ゼミに参加した理由

私は、学生時代に東南アジアを旅したことがきっかけで、海外のことをもっと勉強したいと考えたことから、高校の地理教師になりました。高校の地理は世界地誌のウェイトも高く様々な地域を知れるうえ、人種・民族・宗教などの文化的な事柄から、政治・経済・歴史まで幅広く取り扱うので、とても楽しい学問だと思って教えています。そんな私ですが、教員になった最初の年に、ささやかな誓いをたてたことがありました。
 
それは、「世界の色々な地域を旅しながら写真や素材を集めて、世界に1冊だけの教科書を作って授業をしてみたい」ということです。学生の頃は時間がありましたし、大学卒業後もすぐに教員になれたわけではなかったので、毎年いくつかの国に行くことができていました。
 
しかし、いざ教員人生がスタートしてみると、とたんに海外旅行には行けなくなりました。特に部活の顧問として、バスケ部、サッカー部、野球部、テニス部、バレー部と…球技ばかりを担当する日々でした。身体を動かすのは好きだったので、生徒と一緒に活動することも楽しかったですが、東南アジアの記憶は次第に遠のいていきました。そんな中、プライベートでは結婚し、子どもも生まれて2児の父親になり、そしてコロナ渦に。
 
かつてのオリジナル教材の誓いはどうなった!?と自ら問いかけながら、座学で地理の情報を集める日々でした。サン・テクジュベリの「星の王子さま」で、主人公の王子さまが様々な星を回って出会いを見つけて行く場面で、本ばかり読んで自ら実体験しようとしない地理学者が登場してくるんですが、まさに私のことだなと思ったこともありました。

(2)家族旅行で海外へ

最近になって、子どもも小学生になり、手もかかりにくくなったタイミングで2024年の冬休み、フィリピンに家族旅行をしました。息子が生まれて以来だったので、9年ぶりくらいでした。そのときに、バックパッカーやっていたときの血がメラメラとみなぎってきて、「あ、やっぱりこれだよな~」って。私の妻も旅が好きで1人でマレーシア行ったりするタイプで、また子ども達も海外の海はきれいで感動したようで、すっかりエンジョイして帰ってきました。その後も、夏休みと冬休みに海外旅行は我が家の恒例行事になりつつあります。
 
今年の冬休みはバンコクに行ってきました。
バンコクは私自身、人生で初めての海外旅行に行った場所で、特にカオサン通りのゲストハウスを拠点にしながら過ごしていたことを思い出しました。約20年ぶりに訪れたカオサン通りは、私の知っているカオサン通りと雰囲気が違い、どこか小綺麗でオシャレな通りになっていてびっくりしました。さらに、バンコク中心部の高層ビル群と夜景も、またレストランや屋台を見ても、すべてが、私が知っていたものとは違いました。当時は、10バーツくらいで屋台のラーメンを食べてたような。久々に訪れたタイの街の、その変化に感動すると同時に、すこし寂しいような気持ちにもなりました。

「でも、そりゃそうだよな…20年も経てば」
 
まだあの頃は、自分が何になりたいかもわからずに、自分さがしとばかりに一人旅をして迷走していたように思います。あれから就職をし、結婚もしてパパになり、そしてまた今後の自分の生き方を考え始めている。当時は、スマホもなければ、ガラケーだって電波の届かない時代。海外から家族に連絡したければいちいちネットカフェに入って、英語だらけのホームページと格闘していました。そんなことを思い出しながらも、2人の子どもと妻と一緒に思い出のカオサン通りに来ることができたことに感慨深くもありました。
 
カオサーン通りも変わっている。そして私の回りの環境も、社会情勢も。
 
だからこそ、もう一度旅をしたい!改めて思わせてくれるきっかけになりました。

バンコクの夜景
カオサーン通り

(3)講義のまとめと感想

本日の講義では、清水直哉さんから40分にわたって世界一周にまつわるお話をいただきました。その中で特に覚えておきたいと思ったことを少しだけ残しておきたいと思います。
 
①世界一周をした後のほうが、大切
What(何をしたいのか)よりも、How(どう生きていきたいのか)で考えてみるというヒントをもらいました。私の場合は、「オリジナルな教科書で授業をしてみたい」ということが心に引っかかっていたこともありますが、それ以上にもっといろいろな景色を見たい、とか経験してみたいという純粋な欲求が沸いてきているのが正直なところです。気の向くままに旅を出来るのは大学生だけの特権なのでしょうか。いや、いつからでも出来るはず、と自分を励ましながら、今回のゼミに参加していきたいと思います。
 
②旅をするスタンス
消費ではなく、投資。娯楽ではなく、探究。便利ではなく、不便を楽しむ。清水直哉さんからは、日本の日常では感じることができないことを感じる場面があり、それはできるだけ地理的にも遠いところのほうがいい、というお話もありました。考えてみると、世界一周といえばマゼラン。それを一般人がやろうとしていることが純粋にすごいことだなと思います。
 
③幸せについて考える機会にする
「やりたいことを、やりたい仲間とやりたい場所で、やりたいときにやりたいだけやり続けること」
これが清水直哉さんのテーマだそうです。私も今回のゼミを通して、どうして旅をしたいのかという問いから、幸せについての価値基準を持てるきっかけにしたいと思います。自分が何をしているときにワクワクして、自分らしくいられるのか、そんなことも考えてみたいです。
 
今日の講義では、世界一周をしても、答えは海外には落ちていない、答えは自分の中にある。そのようなお言葉もいただきました。これから50日間、メンバーと講師の先生たちと活動できるのが楽しみです。それでは、また学びをこちらに残していきたいと思います。それでは!

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