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「書く習慣」1ヶ月チャレンジ20日目:これまでで1番の後悔

夜に書いた手紙は、絶対に渡してはいけない。
 
夜のテンションは、しばしば人を暴走させる。自分に酔いしれ、相手の気持ちを置き去りにした文言をつらつらと平気で綴ってしまう。ここに夜の闇の魔物が潜んでいる。翌朝になって冷静に読み返してみると、顔から火が出るほど恥ずかしいこともある。そんな手紙はすぐさま木っ端みじんに破り捨て、焼却炉にぶち込んで灰にするのが1番だと思う。
 
そんなことは今だったらわかる。しかし、当時は中学生だった。
 
当時お付き合いしていた人がいた。
深夜の1時か2時か。机に向かっていた。私は何をしていた?
その人に向かって、手紙、、、ではない。なんと似顔絵を描いてしまったのだ。
 
よほど画力に自信があるならば、百歩譲って許す。
しかし私の画力は、まさにちんちくりん。当時も幼稚園年中レベルから1㎜も脱していない。
 
その似顔絵つきの手紙を勢い余って渡したような、渡していないような。
おそらく渡したのだと思う。なぜ渡していないような気持ちになっているのか。
 
ひとつは黒歴史として忘れたかったから。
ひとつはその後、女の子からのリアクションがまったくなかったから。
 
下手、とか、何これ、のレベルを通り越して、よほど気持ち悪かったのだろうと断言できる。
この世に絶対はないと思うが、絶対に気持ち悪かったはず。絶対に。
 
渡したことを後悔する私。渡された似顔絵を見て気持ち悪がる女の子。
まさに地獄。
 
大事なことだから繰り返そう。夜に書いた手紙は、すぐに捨てなさい。
 
と言いながらも、この文章自体も実は深夜に書いている。
このままアップしてはいけないよ、と思いながら、ええぃ、ままよとこのまま突き進んでいくのを見ると、何年経ってもまったく成長していない自分のアホさ加減に心からあきれてしまう。
 
すべて忘れてくれい。それでいいのだ!

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