さようなら夏。さようなら水ようかん
今年の夏のミッション。それは私にとって、楽しい旅行の思い出つくりでも、水着の似合うボディメイクでもありませんでした。そもそもコロナでかなり制限されたチョイスしかない2020年の夏でしたね。それでもしぶとく立てた目標が”東京の美味しい水ようかんを制覇する”ということでした。
言っておきますが、今回目指す水ようかんは、かなりのVIPぶりです。
予約電話を事前にして、保冷剤のバッグを持参して、一切れに400円位かける覚悟でいどむ飛びきりの水ようかん様たちなのです。
ターゲットの水ようかん 御一行様
越後屋若狭(両国) ”水のようにとろけていく羊かん”
水のように柔らかく、喉越しするり。賞味期限当日!持ち帰るときは水平をキープ。体幹の強さも求められます。お値段は3,283円。東の越後屋、西の甘泉堂 (祇園四条)と言われてます。看板なし。新宿タカシマヤで1日10折限定で販売もしているそう。
〒130-0025 東京都墨田区千歳1丁目8−4
電話: 03-3631-3605
茶の湯菓子処 源太(新宿)”「お茶ください〜」って言いたくなる羊かん”
越後屋にとても近いテクスチャの水ようかん。7月限定!お値段7580円!でもサイズ的には越後屋さんの倍。看板なし。おいしい和菓子店の特徴は、看板なし、のようです。
〒169-0073 東京都新宿区百人町2丁目14−3
電話: 03-3368-0826
京菓司 岬屋(富ヶ谷)”鴨川のせせらぎが聞こえる羊かん”
東京にありながら京都風の和菓子を作られている。4種類の水ようかん有り。でもいつも4種類あるとは限らない。2970円。賞味期限は6日間。ありがたい。上記のお店と比較すると輪郭がはっきりしている。甘さもお茶と合わせていただく前提。お作りになられているのは渡邊好樹さん。女将さんがめちゃフレンドリー。
〒151-0063 東京都渋谷区富ケ谷2丁目17−7
電話: 03-3467-8468
一幸庵(茗荷谷)”ザッツ東京!老舗で最先端”
東京的な和菓子屋さん。みためも麗しいお菓子にときめく。一棹 3700円。なんとこの中で唯一ウェブサイトあり!しかもブランドブックを発売されていて、SNSもありますよ!カフェも近隣で始めた模様。そしてそして、水ようかんを一切れからでも買える!消費者に向いてくれてる(涙)。水上力さんは海を超えてパティシエたちとも積極的に交流されているそう。ザッツ東京!
〒112-0002 東京都文京区小石川5丁目3−15
電話: 03-5684-6591
この夏のミッション、結果から言うと… 2店舗しか制覇できませでした。少なっ。しかも一番気になっていたお店にいけなかった… やはり事前にプランニングをして電話して引き取りに行くというハードルと、ひとつ買うと翌週まで「まだ家に水ようかんあるで〜」という状況に。…ままならず。しかし、これは敗北ではないのです!来年に楽しみを繰り越したまでのことなのです!と自分に言い聞かせ、今日も季節の和菓子を楽しみたいと思います。