ミラノ奮闘記/一時帰国
イタリアでの洗礼を受け、いざ日本へ一時帰国。
学生ビザの取得のための一時帰国だ。
イタリアは労働ビザを取得して働くことは非常に難しい環境にある。特に建築事務所などの、デザインフィールドでは入国すぐの正規雇用はほぼ不可能と考えていいだろう。イタリアにはワーキングホリデーの制度も無いので、僕みたいな外国人はまず学生として、イタリアに入国する必要がある。大学に通う方法もあれば、語学学校に通うという選択肢もある。
私は、大学で学ぶというよりも、イタリアの実践を優先していたので、後者を選択した。語学学校に行きながら、建築所事務所でインターンとして働く。うまく事務所に気に入ってもらえれば、そのまま働き続けられるというプロセスだ。おそらく殆どの外国人はこのような方法で滞在し、仕事をしている。
インターンの期間は3ヶ月の無給、(業務内容によっては有給の所もある)3ヶ月過ぎると、継続可能か否かの判断が下る。
私の場合は、ソフトも使えない、イタリア語もできない、英語もトラベル英語ぐらいの引き出ししかなかったので、まずは3ヶ月間、無償でも良いので業務に必要な技術の習得と最低限のコミュニケーション能力を鍛えたかった。
技術的な点に関して、ソフトの習得は1ヶ月もあれば十分なので、不安な面は無かった。ただ問題は語学力だ。最低限のコミュニケーション能力は習得していきたい。
帰国後はラジオでイタリア語の勉強をし、12月のイタリア再訪問に備えた。日本でビザの申請をし、準備は万端。今回のイタリア訪問は長期滞在になる。暫く日本には戻る予定は無かったので友人や親戚に挨拶をして心の準備と、イタリア移住の決心を固めていく。
いざ出国!ミラノでの滞在場所は、もちろんホステルカリフォルニア!
2011年末、クリスマスがもうすぐだ。
ホステルでのクリスマスパーティー。