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教育と国の産業

note161日目。
今日は少し前にママ友との会話で得た海外での子育てに関する気づき。

先日、子どもの幼稚園時代のママ友とランチをした。
偶然にも日本、アメリカ生活、ニュージーランド生活が同じタイミングというご縁だ。

お互い、別の環境で子育てをしているが、同じ3カ国での子育てを経験したからこそ気づくこと、共有できるもがある。ありがたい存在だ。

もちろんいつも話題になるのは子どもの教育についてだ。

国ごとに教育方針は異なるため、毎回、そこに左右される。

日本では計算や漢字をコツコツと。
アメリカでは自分で考え、表現することを。
ニュージーランドでは人間関係構築を。

学力を重視という意味では日本、アメリカ、ニュージーランドの順と言ってよいように思う。
(あくまで小学生の話だが)

となると、アジア人である私たちは、アメリカやニュージーランドでの教育に対して、日本の学年相当の算数が出来ないのは困るのではないか?と不安を覚えることがある。

今まで毎回、このままで大丈夫かなあ?と話していたのだが、今回、彼女から納得解をもらうことが出来た。

きっかけは、ニュージーランドは英語圏なのに宇宙飛行士とか宇宙に関する教育とか全然ないよね、と私が言ったことから。

彼女が私に提示してくれた納得解とは、学校教育は国の主要産業によって変わるよね、というもの。
だから、子ども向けのテレビ番組も異なると。

日本は自動車など製造業(.機械産業)。
だから、言われた通りにコツコツと、みんなが同じことを出来るようになるのが大事になる。

アメリカは宇宙産業。
幼児番組も宇宙に関するものが多くあり、幼少期から宇宙への夢を抱かせる。
だから、自分で考え、それを伝える術を身につけることが重視される。

ニュージーランドは観光業。
自然を愛し、コミュニケーションが上手く取れる人が求められる。
ある程度の計算力は必要になるが、計算やスペリングをコツコツはそれほど必要ない。
学校のキャンプも自然の中で過ごし、自然の中で人間関係を築く力をつける。

一部はうる覚えなのだが、だいたいこういう内容だった。

これを聞いて、私は非常に腑に落ちたし、日本では、アメリカでは、という議論には全く意味がないことに気がついた。

どこの国の教育が優れているとかではなく、その国に必要な人を育てるための教育なのだと。

国を維持するためには、この考えは当然のことだ。だが、そこまで考えずに他国の方が優れていると思って国を出る人も相当数いるのではないだろうか。

海外での子育てに関する気づきのはずが、話が大きくなってしまったが、今日は一旦この辺りで。


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