熟れないアボカドの話
日本からケニアに戻って、ナイロビから居住地のビヒガまで帰った、その次の日。
1ヶ月ぶりの我が家には当然、食糧などあるはずがないので、近くの街、シャマホホまで買いに行く。
道を歩いていると、知らないオジサマ。目が合うなり、「Karibu avocado, kuja」とか言ってくる。アボカドどうぞ!だからおいで?って。くれる訳ないやろ。近くで見ていると、どれもカチンコチン。つまり、熟れてない。あのー熟れたの欲しいんだけど…と言うと、置いていたらすぐ熟れるから、20シル!とか言ってくる。いや、うそでしょ。まぁ、今、それなりに暑いしすぐ熟れるか…と呑気にじゃあ1つ買うわって買った私。
…それから1週間。
まだカチンコチン。
おいいいいぃいいぃ。
全然熟れないじゃん。
暑いのに!!
なんで??
後、3日ほどで再度日本へ帰る。
それまでにゴマドレかけて食べたいのに。
ゴマドレの魅力に負けて熟れてないカチンコチンのアボカドを買う人なんて、私ともう一人、血がつながってるのかつながってないのかよく分からない弟くらいだろう。
果たして、私がヒビガを離れる前に熟れてくれるのか。ご期待を。