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回想録:ケニア農村部での活動①

はい、ジャンボー!

ここに来て初めて、青年海外協力隊の活動のお話をば。
今回は、小学校の農業クラブについて。

村立の小さな小学校で、農業クラブを立ち上げたのは任期が10ヶ月くらい過ぎてからで、任地赴任後、早々に立ち上がったという訳ではなかった。それまでは、任地のありとあらゆる情報やリソースがないのでそちらを把握することに努めていた。

小学校のグランド。ただただ広い。天然芝。

まず、一番最初の立ち上げでは、ターム4から7までの30人を担当の先生にお願いして集めてもらった。メンバーは集まった!

だか!!!!!!しかし!!!!!!!

何をする??
農作業をするにも、学校には農具がない、それを買う予算もない、種子もない、挙句、クラブ活動の時間になると決まってスコール。なんでや。アタクシ、雪女なのにって憂いていれば、いつしか雹が降ってきた。
ここ!!!!アフリカ!!!!まじで寒いんだけど!!!!って雪女っぷりを発揮。いやいや、才能や実力を発揮したいところなんだけど...

何をしようにも、前途多難すぎるわ!

ってことで始めました、農業クラブ。

最初は、やっぱり実際に手や身体を動かして愉しむことを重視していたので
生徒に卵の殻を持ってこさせて、ひたすら細かくしてもらい、圃場に撒いてました。もちろん、この卵の殻がなぜ土壌に必要か、どういう作用をするのかは説明をしています。

座学 is こんな感じ。

基本的に、勉強ではなく、あくまでも楽しくやろう的なスタンスを取りつつ、生徒の主体性や自主性が向上するようにしていた。それが、活動の原動力となるし、結果的に彼らの未来に繋がるだろうと思っていたので。

小さな、小さな村立の小学校だったけど、生徒はみんなシャイ。
けど、とても優秀だった。私のめちゃくちゃなスワヒリ語を理解する。

よく、協力隊経験者が
「生徒を日本に連れて帰りたかった」と言っているのを聞いていたが、我ながら納得し同じ気持ちを抱いた。本当に可愛い。

もうすぐ帰国して1年。彼らは、家の家庭菜園で卵の殻を撒いてくれてるだろうか。私のこと憶えてくれてるかな??

と、遠く離れた国で彼らの活躍を願う今日この頃。

Mwalim shikamoo!が懐かしい。
Marahaba!!

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